英語教材エブリデイイングリッシュの感想など


今さらながら、今年度の目標」にも書いていた「エブリデイイングリッシュ(Everyday English)」という教材のCDをしばらく聞いてみたので、わたしなりの感想などをアップしてみたいと思います。
あくまでも個人の感想となりますので、内容についてはご自分で判断なさってくださいませ。

わたしが聞いていたのは「エブリデイイングリッシュ」全6枚中、1枚目のCDのみ。
現在の最新版は「2」だそうで、こちらは聞いていません。
それと参考までにわたし自身の英語のレベルですが、まず、TOEICは受けたことがないのでわかりません。中3のときに英検3級は取っているので、今もそのくらいの実力があればいいなぁ……という程度。
普段仕事など実践で使う機会はありませんし、英語の記事を読む際もかったるいときは翻訳サイトを使ってます。なのでまぁ、得意とは言えないけど取り立ててアレルギーもないです、ってなレベルじゃないかと思います。具体的じゃなくてすみません。

エブリデイイングリッシュってどういう中身?

で、「エブリデイイングリッシュ」の1枚目です。
バックグラウンドにクラシック音楽が流れ、1つの文ごとに「高速(通常の130%?)の英語→日本語訳(高速)」の順番で会話等が録音されています。これは通常スピードで録音したものの早回しです。
そのひとまとまりが終わると、今度は同じもののナチュラルスピードバージョンが「英語→日本語訳」の順番で流れます。これで1つのパートが構成されています。
ボリューム的には、1つのパート(高速+通常スピード)で3分程度。CD1枚分にはこれがパート30まで入っています。トータルで80分ほどかな。
中身は会話と通常の文章(?)。単語や英字新聞を取り扱っている課もあります。

エブリデイイングリッシュを聞いた感想は…

多分ですが、「通常スピード」ってのはかなり遅くて、「高速」がナチュラルくらいなんじゃないかと思うんです。
おおむね、「高速」とやらの英語は一発で聞き取れ、意味もわかる難易度でした。肩透かしと言うか、なんだかなぁ……。

ただ、英字新聞のパートは難しかったです。単にわたしの「越えられない壁」がその辺りにあるからなのかもしれないけど、通常会話と英字新聞とでは、日本語訳を聞いただけでも難易度にちょっと差がありそう。
なのでこれも多分ですが、わたしより英語がお上手な方にとっては会話や通常の文章、単語は物足らないでしょうし、「英語は苦手で一からやり直しです」という方にはぶっちゃけ英字新聞のパートはあるだけ無駄なんじゃないかと思いました。
このあたりはレベル分けがされていない弊害なんでしょうかね。
まぁ、CD6枚全部を聞いたらもしかしたら印象も変わるのかもしません。後半に進むにつれてレベルアップしている可能性もあります。

エブリデイイングリッシュの気になった点

ちょっと気になったのが、単語のパート。
「脳卒中」とか「人工心臓」とか……絶対に不必要な単語だとは言わないけど、そういう特異な単語はテキストでカバーして、もうちょっと重要単語を持ってきて欲しいと思いましたね~。
そもそもCD6枚のボリュームなので、もうちょっと内容を吟味して欲しいところです。

それと、楽天ショップの口コミを見て「そりゃそーだな」と思ったのが、「日本語訳が2度入っているのは無駄」という意見。確かにコレ意味がないですねぇ……。
特に通常スピードの日本語訳がかなり遅く感じるので、「これで容量をどれだけ食ってるんだろう?」と思ってしまいます。
で、同じ教材の英語パートのみをピックアップしたバージョン(「イングリッシュオンリー」)も販売されてるんですが、それを購入するとなるとかなりもったいない感じです。セット購入だと割引があるみたいなので、それが肝なんでしょうけど。

スピードラーニングと比べてみて

類似する教材「スピードラーニング」との比較は難しいところです。スピードラーニングはエブリデイイングリッシュの通常スピードのみのバージョンと言い切って間違いないでしょう。
ただしエブリデイイングリッシュは価格が比較的安く、ボリュームが少なく、レベル分けがない。
スピードラーニングは価格が高く、ボリュームはあり、レベル分けが(一応)ある。
教材の作り自体は、若干スピードラーニングの方が丁寧?
……って感じでしょうか。
正直な印象としては「エブリデイイングリッシュはボリュームなさすぎ、スピードラーニングはお値段高すぎ」。これに尽きる気がします。

聞き流すだけじゃ身につかない

それでですね、これだけは言っておきたいのですが、スピードラーニングにせよエブリデイイングリッシュにせよ、盛んに言われている「聞き流すだけ」。この表現はどうかと思いますね~。
聞き流すっていっても、スーパーのBGMみたいに、ただバックで流しているというだけではダメだと思います。
少なくとも、「耳をそばだてて聞く」くらいは必要じゃないかと。
「テキストを使わない(一応ありますが)」というのを「聞き流すだけ」と表現しているのでしょうけど、多分広告を見た人は「流しとけばいいのか!」と思うわけで、言葉の使い方としてかなりスレスレかなぁという印象です。

それと、個人的には現行の新バージョン「エブリデイイングリッシュ2」は英字新聞と単語パートがカットされ、twitterやFacebookの表現に対応しているとあって心惹かれたんですが、調べてみたら今シーズンのNHKテレビの英会話でtwitter、Facebook表現の講座が開設されているんですよね~。
だったらそっちの方がいいかなぁ。なんと言っても安いし!

……というわけで、「1年くらい続けてからレポートしなさいよ」といわれたらぐぅの音も出ないわたしですが、ここまでの正直な感想を書かせていただきました~。
ただし繰り返しになりますが、合う合わないはかなり個人差があると思います。検討されている方がいらっしゃいましたら、ご自身の判断の上でお願いいたします。

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