2週間使い捨てコンタクトレンズを価格順に並べて性能を比較してみた

contact lens
2017年版! 2週間用の使い捨てソフトコンタクトレンズの人気商品を集め、実際に販売されているお値段の安い順に並べてその性能、装着感を比べてみました。
使い心地や使い勝手はできるだけフラットな目線で比較したつもりです。あくまでも個人の感想ではありますが、ぜひ参考にしてください。

※掲載しているお値段はできるだけ最低価格に近いものを選びましたが、これはおおよその目安です。セールやセット割引などでかなり違ってくることも多いと思うので、そのへんはご了承ください。

1dayレンズの比較一覧はこちら↓に掲載しています。

フォーカス2ウィーク(アルコン/旧チバビジョン)

★使い捨てでもお財布に優しい!低価格レンズ
実売価格(片眼3ヶ月分):1,100円~
1998年2月発売開始。
キャッチコピー「快適性と経済性を考えた2週間交換タイプのコンタクトレンズ」
フォーカス2ウィーク メーカー公式ページはコチラ製造中止

■レンズのスペック
材質:不明(シリコーンハイドロゲルではない)
UVカット:なし
ベースカーブ(BC):8.6/8.9
度数(PWR):-0.50~-6.00(0.25ステップ)/-6.50~-10.50(0.50ステップ)
直径:14.0mm
中心厚(-3.00Dの場合):?
Dk値(酸素透過係数):16
Dk/L値(酸素透過率):?
含水率:55%
色:ブルー

旧チバビジョンの製品らしく含水率が高めでやや厚め。安価ながらうるおいを感じやすく、スムーズなつけ心地のレンズです。
ただ、シリコーンハイドロゲルではないため、酸素透過係数が低いのが若干気になります。
低価格帯でメーカーとしても押しではないらしく、公式サイトに詳しいことが全く書かれていないのが残念。

2ウィークファインUV(シード)

★UVカット付きの低価格帯レンズ
実売価格(片眼3ヶ月分):1,200円~
キャッチコピー「薄型、UVカット付き2週間交換コンタクトレンズ」
2ウィークファインUV メーカー公式ページはコチラ

■レンズのスペック
材質:不明(シリコーンハイドロゲルではない)
UVカット:アリ
ベースカーブ(BC):8.7
度数(PWR):-0.25~-6.00(0.25ステップ)/-6.50~-12.00(0.50ステップ)
直径:14.0mm
中心厚(-3.00Dの場合):?
Dk値(酸素透過係数):12
Dk/L値(酸素透過率):?
含水率:38%
色:ブルー

割とペラっとした感じの薄いレンズでつけやすいため、初めてでも使いやすいのではないでしょうか。
夕方になるとやや乾きを感じるけど、UVカット機能はあるし、お値段を考えればコスパは決して悪くありません。
ただ、装着中にポロッと外れたことがあります。BCもサイズも問題ないので、単にわたしの目に合わなかっただけなのか、それとも薄さと乾きの合わせ技だったのかは謎。
シリコーンハイドロゲルではないので酸素透過性はや落ちるのではないでしょうか。イメージ重視なのか、UVカット率を含め公式サイトに具体的な数値が見当たらないのは不満。

メダリスト II(ボシュロム)

★お求めやすい価格帯、でもうるおいしっかりめのレンズ
実売価格(片眼3ヶ月分):1,300円~
キャッチコピー「みずみずしさが続く、ウォーターリッチレンズ。」
メダリスト II メーカー公式ページはコチラ

■レンズのスペック
材質:不明(シリコーンハイドロゲルではない)
UVカット:なし
ベースカーブ(BC):8.6
度数(PWR):-0.25~-6.00(0.25ステップ)/-6.50~-9.00(0.50ステップ)
直径:14.0mm
中心厚(-3.00Dの場合):0.14mm
Dk値(酸素透過係数):?
Dk/L値(酸素透過率):?
含水率:59%
色:ライトブルー

度数が-9.0までしかないという、度の強い近視の人にとってかなり残念なブランド。
ボシュロムは酸素透過率、発表してないんですね。なので含水率からの類推になりますが、しっかりとした作りでうるおい多めのレンズだと言えそうです。

下のメダリストプラスとの違いは素材。こちらはシリコーンハイドロゲルではなく、従来の素材を使用したレンズです。一般的に従来のレンズは酸素透過性や潤いでは劣るものの、汚れに強く使い勝手もいいと言われています。

メダリスト プラス(ボシュロム)

★シリコーンハイドロゲルの薄型レンズ
実売価格(片眼3ヶ月分):1,300円~
キャッチコピー「超薄型で快適な装用感が1日中続く。」
メダリスト プラス メーカー公式ページはコチラ

■レンズのスペック
材質:シリコーンハイドロゲル
UVカット:なし
ベースカーブ(BC):8.4/8.7/9.0
度数(PWR):-0.50~-5.00(0.25ステップ)/-5.50~-9.00(0.50ステップ)
直径:14.0mm
中心厚(-3.00Dの場合):0.035mm
Dk値(酸素透過係数):?
Dk/L値(酸素透過率):?
含水率:38.6%
色:ライトブルー

上記の通り、度数が-9.0までしかありません。
「メダリストII」との違いはなんといっても新素材のシリコーンハイドロゲルである点。一般的にシリコーンハイドロゲルの方が目のためにはいいけれど、使用感や使い勝手は良くないと言われています。
お値段的には「メダリストII」とあまり変わりがありませんので、好みの方を選ぶといいのではないでしょうか。

2Weekメニコン プレミオ(メニコン)

★国内有数のメーカーで安心の高スペック!
実売価格(片眼3ヶ月分):1,900円~【値下がり傾向!】
キャッチコピー「うるおい続くストレスフリーな2WEEK。」
乱視用レンズあり。
2ウィークプレミオ メーカー公式ページはコチラ

■レンズのスペック
材質:シリコーンハイドロゲル
UVカット:なし
ベースカーブ:8.3/8.6
度数(PWR):-0.25~-6.00(0.25ステップ)/-6.50~-13.00(0.50ステップ)
直径:14.0mm
中心厚(-3.00Dの場合):0.08mm
Dk値(酸素透過係数):129
Dk/L値(酸素透過率):161
含水率:40%
色:ライトブルー

酸素透過性が高く目には優しいので、疲れ目が酷い方にいいレンズです。ただし、実際に使ってみると若干乾く感じが否めません。
しかしスペックは素晴らしいですね。それに何より日本のメーカということで安心感があります。
こちらに詳しい感想をまとめています。オアシスやエアオプティクスアクアとの比較もしています。

エア オプティクス アクア(アルコン/旧チバビジョン)

★価格変動多し?うるおい重視型レンズ
実売価格(片眼3ヶ月分):2,100円~【値上がり傾向!】
キャッチコピー「交換日までずっと快適」
2010年7月発売開始。
エア オプティクス アクア メーカー公式ページはコチラ

■レンズのスペック
材質:シリコーンハイドロゲル
UVカット:不明
ベースカーブ:8.6
度数(PWR):-0.50~-6.00(0.25ステップ)/-6.50~-10.00(0.50ステップ)
直径:14.2mm
中心厚(-3.00Dの場合):0.08mm
Dk値(酸素透過係数):110
Dk/L値(酸素透過率):138
酸素流量率(=レンズ装着時に角膜に届く酸素量/裸眼時に):98%
含水率:33%

詳しい感想をコチラにアップしています。

2week使い捨てを試すにあたって最初に眼科でオススメされたのがこのレンズでした。スペック的にかなり良く、特に潤いにすぐれているものの、やや硬い材質で違和感になかなか慣れない方も多いとのこと。実際わたしがつけてみた印象も全く同じでした。
シリコーンハイドロゲルですが、汚れがつきにくい印象。
外しにくいという声が多数聞かれます。外すコツを以下のページに掲載していますので、苦戦されている方は参考になさってください。

アキュビュー アドバンス(ジョンソン&ジョンソン)

★スペック良し! アキュビューシリーズのお手頃レンズ
実売価格(片眼3ヶ月分):2,200円~【値上がり傾向!】
キャッチコピー「瞳に、自然でやさしいつけごこち。」
2007年3月発売開始。
遠視にも対応。
アキュビュー アドバンス メーカー公式ページはコチラ

■レンズのスペック
材質:シリコーンハイドロゲル
UVカット:B波99%、A波93%
ベースカーブ:8.3/8.7
度数(PWR):-0.50~-6.00(0.25ステップ)/-6.50~-12.00(0.50ステップ)/+0.50~+5.00(0.25ステップ)
直径:14.0mm
中心厚(-3.00Dの場合):0.07mm
Dk値(酸素透過係数):60
Dk/L値(酸素透過率):85.7
含水率:47%
酸素流量率(=レンズ装着時に角膜に届く酸素量/裸眼時):97%
色:ブルー

「エア オプティクス アクア」よりは若干乾くけれど、比較的手頃で使いやすいレンズだと感じます。
全ての面でそこそこ高スペックなんですが、逆に言うとそれほど特徴のないレンズだと言えるのかもしれません。

ジョンソン&ジョンソンはサイト上にデータが細かく公開されていて、個人的には好印象。
使ってみた詳しい感想はこちらのページにアップしています↓

アキュビュー オアシス(ジョンソン&ジョンソン)

★人気No.1! うるおいしっかりの高スペックレンズ
実売価格(片眼3ヶ月分):2,200円~
キャッチコピー「長時間でも、乾いた環境でも、快適なつけ心地」
遠視に対応、乱視用レンズあり
2007年3月発売開始。
アキュビュー オアシス メーカー公式ページはコチラ

■レンズのスペック
材質:シリコーンハイドロゲル
UVカット:B波99%、A波96%
ベースカーブ:8.4/8.8
度数(PWR):-0.50~-6.00(0.25ステップ)/-6.50~-12.00(0.50ステップ)/+0.50~+5.00(0.25ステップ)
直径:14.0mm
中心厚(-3.00Dの場合):0.07mm
Dk値(酸素透過係数):103
Dk/L値(酸素透過率):147
含水率:38%
酸素流量率(=レンズ装着時に角膜に届く酸素量/裸眼時に):98%
色:ブルー

言わずと知れた、シェアNo.1レンズ。
いろんなレンズを使ってきて、乾きにくさ、つけ心地、どちらもとてもすぐれていると感じます。ドライアイの方にオススメしたいレンズです。
お値段がお安ければ言うことないんだけど、この高スペックなら仕方ないのかなぁ。
使った感想をこちらのページに掲載しています↓


シリコーンハイドロゲルか、従来の素材か

こうしてお値段順に並べてみると一目瞭然なのですが、低価格帯のレンズは従来の材質のものがほとんど。逆に高価格帯のレンズはシリコーンハイドロゲルになっています。じゃあ目のためにはシリコーンハイドロゲルのレンズを選ぶべきなんでしょうか?

素材の違いはどこに現れる?

従来の材質のレンズは、含水率が高ければ高いほど潤いは感じやすくなるけれど、実際には目の水分が蒸発しやすく(=ドライアイを招きやすく)、酸素透過性も良くないと言われていました。
非常にざっくりとした説明ですが、これを改良したのが新素材シリコーンハイドロゲルのレンズです。

シリコーンハイドロゲルは潤いと酸素透過性を両立しているレンズ。なので、単純につける時間が長ければ、目に優しい素材のシリコーンハイドロゲルの方がオススメです。

ただシリコーンハイドロゲルにも欠点がないわけではありません。

シリコーンハイドロゲルのデメリット

シリコーンハイドロゲルの欠点のひとつに「汚れがつきやすい」というものがあります。わたしが個人的に最も引っかかるのがこれ。ワンデーならまだいいんですが、2週間レンズの場合は自分でお手入れが必要な分、汚れ落ちが不十分なことからのトラブルを招きやすいのではないかと思います。

また、目に優しいからアレルギーも出にくいのかと言うと、これは全く別の話です。ちなみにわたしはシリコーンハイドロゲルのエアプティクス・アクアでアレルギーが出てしまいました。非常にうるおいのあるレンズで気に入っていたので残念だったんですが、この例からもわかる通り、目はすごく個人差の大きい部分で、単純にシリコーンハイドロゲル「だから」いいとは言えないというのを実感しています。

洗浄液に相性がある?

シリコーンハイドロゲルレンズには洗浄液に合う、合わないの相性があります。
この点をデメリットとして挙げる意見もありますが、まあこれまで欠点に入れちゃうのはどうかな、と個人的には思っています。

相性があるのなら、合う洗浄液を選べばいい話、お値段もたいして変わりません。よっぽど気に入っている洗浄液があって、絶対それを使いたい!という場合には別でしょうが……。

ちなみに、オプティフリープラス、エピカコールド、コンセプトワンステップ、AOセプトクリアケアあたりがシリコーンハイドロゲルと相性のいい洗浄液として知られていますね。




というわけで、2週間使い捨てコンタクトレンズについてスペックを比較してみました。
繰り返しになりますが、2週間用のレンズはお手入れのやり方によっても目への負担、使い心地がかなり変わってきます。レンズはとっかえひっかえ試せますが、目はそうはいきません。ぜひ用法を守って、目に優しい快適な2週間を過ごしましょう!

スポンサーリンク
広告336
広告336

フォローする