伊藤みどりさんはわたしのお守り

すごく疲れたとき、もうダメだと思ったとき、元気をもらうために必ず見る動画があります。
これ。

伊藤みどり【アルベールビル オリンピック1992】THE ALBERTVILLE OLYMPICS

伊藤みどりさんのこのときの映像は、外国で放送されたものを含めいくつかのバージョンがYOU TUBEに上がっています。
その中でも当時地上波で放送されたこの映像がわたしは一番好き。
実況も解説(五十嵐文男さんでしょうか?)も、固唾を呑んで見守っているようで、いい感じです。

実はこれ、うちにも録画したものがあったんです。
いつの頃からか、「体調ギリギリ、でもどうしても頑張らないといけない」っていうときに、いつもこのビデオを引っ張り出して来て見るようになっていました。
そのうちビデオテープが擦り切れてしまうんじゃないかと心配になってきた頃、ビデオデッキの方が先にやられてしまいました。
なので、YOU TUBEでこの動画を見つけたときは嬉しかったですね~。

ご存知のように、このときのみどりさんの演技には大きなミスがあって、最終的には望んでいた金メダルには手が届きませんでした。
だけど、感動するしないってのは、決してミスの有無で決まるわけじゃないんだよなぁ……。

伊藤みどりさんは表現に難があるように言われていましたが、これを見ると分かるとおり、この演技は曲想をとても丁寧に表現されていると思います。
3分も過ぎてから「ドーン」ってところでトリプルアクセルが入り、サルコウが入って、サーキュラーの流れからダブルアクセルですからねぇ……。
ラストのスピンはみどりさん、本来ならもっと上手いですよね。

オリンピックの映像は著作権の方がなかなか厳しいようで、この映像も時々消えてしまいます。
でも、しばらくするとまたどなたかが上げてくださるようです。
本当はあまり良くないことなのかもしれないですが、YOU TUBEにあるからこそ大勢の人が見られるわけで、そういう意味では本当にありがたいですね。

しかし、芸術という視点から見れば、今の採点システムは足枷が多すぎてどうにもなりませんね。
選手が持つ可能性を狭めるために、わざとこんなシステムにしたんだろうかと勘ぐりたくなるくらいです。
「スピンは何回転」「スパイラルは何秒」って……。使う曲や表現したいものが違えば、本来そういうのも変わってくるはずなのに……。

旧採点システムにも確かに大きな欠陥があったでしょうけど、ジャッジの思惑で点数がどうにでもなるというところが改善されてない以上、ある意味改悪だったのかなぁ、なんて思ったりもします。

♪Now Playing/ ピアノ協奏曲第1番嬰へ短調 – ラフマニノフ