フィギュアスケート世界選手権 男子ショートプログラム

いよいよ本選がスタートしましたね。
第一グループからほぼ全ての選手の演技を見ることができましたが、いやぁ疲れましたぁ。
上位でノーミスだったのは4-3入りのパトリック・チャン選手だけで、後の上位選手は少しずつミスがあるという展開、ざっくりした印象ですが、個人的には「順位にはおおむね納得だけど、点数がよくわからない」という感じのショートだったでしょうか。

93.02というスコアを叩き出したパトリック・チャン選手の演技はとても良かったですし、今大会SPイチバンの出来であったことは誰の目にも間違いないところだったでしょう。
ただ、2位と随分大差がついてしまったものだなぁと思うのと、世界最高得点だったというのがちょっと意外でした。

その理由は、このプログラムが作品として傑出したものだと思わないからというのと、演技にジャズ的な何かをあんまり感じないからかなぁ?
端正すぎるとでも言えばいいんでしょうか。チャン選手の演技はクラシック曲により合うと思うんだけど、……まぁこのあたり、完全な好みの問題ですのでゴメンナサイ。
4-3の驚異の安定感とかなめらかなスケーティングなんかは、ちょっと20歳とは信じられないほどホントに素晴らしいと思うんですよね~。

プロトコル見てみたらチャン選手、Skating SkillsとPerformance / Executionに「10点」つけているジャッジがいて、ん~、パフォーマンスで「満点」かぁ……。
片やスケーティング・スキルに関しては「7.75」なんていうジャッジもいて、これはちょっと低すぎる気がする。この辺の点の割れ具合はよくわかりませんね。
振り付けや曲の解釈で好みが分かれる、なんてのなら理解できるのだけど、技術的なことでこんなに評価が分かれるものなのかな?

日本の3選手はちょっとずつ残念なところがありましたね。
とは言え、3選手ともきっちり最終グループに残りました!(パチパチ)
上位選手はみんな実力が拮抗しているので、ホッとしました(汗)

2位につけた織田信成選手は4回転でコンボが付けられなくて、ちょっとひやっとしました。
その割にリカバリーの3ルッツ-3トゥが非常に良い出来で、思わず胸を撫で下ろしましたよ。何せ今までのことがありますからねぇ。
ステップにも少しドキッとする場面があったけれど、得点はまずまずだったでしょうか。
今シーズンのショートは個人的にすごく好きですね。織田選手にとても合っているし、日本で見られたらもっと良かっただろうな。

高橋大輔選手の演技は大きなミスはなかったですが、全体的にちょっと慎重になりすぎましたかね。
ステップはもちろんですが、ルッツなどジャンプもいつもより小さかった気がしました。
作品が作品だけに、そこが少しマイナスポイントになってしまったでしょうか。
フリップにエラーがついていますが……これは4回転フリップに対する牽制かな、ナンテ……(汗)
得点は、感覚的には織田選手と同じくらいかと思ったのですが、取りこぼしもあったようで、正直80.25が妥当なのかどうかよく分かりません。

小塚崇彦選手の点数は、ジャッジが最初から77点と決めているのかな。
いや、皮肉でも何でもなくて、「また77点でしょ」と言っていたら本当にそうだったので。
Skating Skillsに「7.25」をつけたジャッジはTransition / Linking Footworkで「6.75」を与え、ステップでは「GOE+1」の評価。
辛いですね~。そのジャッジには「テメェが滑ってみやがれ!!凸(*`д´)」という温かい言葉をかけて差し上げたいところです。
ただしこのショートは……個人的にはあまり好きではありません。小塚選手、フリーが今シーズン随一のヒット作なだけに、なんか色々惜しい気がする!

以下は気になった選手をちょっとずつかいつまんで。

日本の3選手と共に最終グループに入ったガチンスキー選手、アモディオ選手、そしてブレジナ選手もいい演技でしたね。
ガチンスキー選手は3ループの着氷でびっくりしましたが、あれで点数を結構引かれてしまうんだもんなぁ。転倒しなくて本当に良かったです。
アモディオ選手はシーズン中盤、一度崩れたのが信じられないほどの流石の安定感。もはやミスする気がしません。
ブレジナ選手のプログラム、すごくカッコよくて気に入りました。日本でやっていたらステップのところですごい手拍子だっただろうなぁ。

ベルネル選手は4回転、ナイストライでした。
このプログラム、個人的に今シーズンのショートの中でベスト3に入るかなぁ。癒し系プロとでも言うのか妙に可愛いし、見ていてものすごく短く感じます。
しかし、Skating Skillsに「6.50」をつけているジャッジがいて二度見してしまいましたよ。……6.50? ……SSで6.50? ……6.50??

ジュベール選手はフリップをなんでコンボにしなかったんだろう? 最悪、2トゥでも良かったのに。
余裕で降りてきていただけに地団太を踏んでしまいました。
出来自体も殊更悪いとは思えなかったですし、あまりにももったいなくて悔しいです。
フリーでの追い上げを期待したいです。

コンテスティ選手、アクセルが残念すぎました。
コンテスティ選手のショートもとても気に入っていたので、完全版が見られなくてホント残念。
この選手の小芝居は、昨シーズンはあまり好きではなかったんだけど、このプログラムは「スケーターが指揮をしている」のではなくて、「指揮者がスケートをしている」ように見えるので、3回転ジャンプを跳ぶたびにびっくりします。
フリーも独特なプログラムなので、楽しみに待ちたいですね。

最後になったけれど、スウェーデンのシュルタイス選手、マヨロフ選手の2選手ともフリーに進めなかったのは衝撃的すぎました。
誰にでも起こり得ることとはいえ、思いもよらない結果というのには変わりなく、この2選手のフリーが見られないのが残念としか言いようがありません。br />

なんか昨日1日でドッと疲れてしまいました。
女子も始まるのに、この調子で最終日まで持つのかな(汗)
今からすでに緊張状態ですが、とにかく今シーズン努力した人にいい結果が訪れる、そんな大会であって欲しいと心から願います。
みんな、いい演技ができますように!