ドラッグストアであまり見たことのないドリンクを見つけたので買ってみました。
「チオビタドリンク アイビタス」です。
写真ではちょっとわかりにくいかもしれませんが、ラベルの色はゴールドと紫です。
ブルーベリー味とあるので、それがイメージされているんでしょう。
チオビタドリンクと言えば青いラベルで低価格の「チオビタドリンク」、緑のラベルの「チオビタドリンク2000」、上位バージョンの「チオビタゴールド」は知っていましたが、これは初めて。
チオビタドリンク アイビタスの効能は?
説明文にあるアイビタスのポイントとしては、
・女性にも飲みやすいブルーベリー風味
・ビタミンB2 15mg
・ビタミンB6 50mg
というところが挙げられています。
実際に飲んでみましたが、ブルーベリー風味なのかどうかはよくわかりませんでした。
薄くて妙に甘い感じ?
「女性にも飲みやすい」との説明がありますが、甘ければ女子供に受けるというわけでもないし、好みは分かれるかもしれません。
ただ決してまずいわけではないですし、飲みやすい味ではあるとは思います。
特筆すべきなのはやっぱりビタミンB2とB6の量ですかね。
疲れが肌に出たり口内炎やニキビができたりという場合にオススメという感じか。
あと、エネルギー代謝がアップするので、太りやすい方にもいい……はず。
B2とB6は一般的には5mgずつというパターンが多いです。
ちなみにわたしがよく飲んでいるチョコラBBライトでは、B2は15mg配合されていますが、B6は5mgだけです。
アイビタスとリポビタンD、アリナミン7を比較してみた
チオビタドリンク アイビタスの定価は1本180円。
ということで、チオビタシリーズで同じお値段のチオビタドリンク2000、低価格帯の定番商品リポビタンD、アリナミン7の各成分を比べてみました。
アイビタス | チオビタ2000 | リポビタンD | アリナミン7 | |
---|---|---|---|---|
定価 | 180円 | 180円 | 150円 | 150円 |
区分 | 第3類医薬品 | 指定医薬部外品 | 指定医薬部外品 | 指定医薬部外品 |
容量 | 100ml | 100ml | 100ml | 100ml |
味 (*1) | ブルーベリー | カシス風味 | スイート系 | |
カロリー | 68kcal | 72kcal | 74kcal | 74kcal |
タウリン | 1,000mg | 2,000mg | 1,000mg | 1,000mg |
イノシトール | 50mg | 50mg | 50mg | |
ニコチン酸アミド | 20mg | 20mg | 20mg | 25mg |
ビタミンB1 (*2) | 10mg | 5mg | 5mg | 2.5mg |
ビタミンB2 (*2) | 15mg | 5mg | 5mg | 2mg |
ビタミンB6 (*2) | 50mg | 5mg | 5mg | 10mg |
カルニチン塩化物 | 120mg | 100mg | ||
無水カフェイン | 50mg | 50mg | 50mg | 50mg |
L-アスパラギン酸ナトリウム | 125mg |
◆添加物
【チオビタドリンク アイビタス】白糖、果糖、ブドウ糖、DL-リンゴ酸、没食子酸プロピル、安息香酸Na、pH調整剤、バニリン、エチルバニリン、香料
【チオビタドリンク 2000】白糖、果糖、ブドウ糖、DL-リンゴ酸、没食子酸プロピル、安息香酸Na、pH調整剤、バニリン、香料
【リポビタンD】白糖、D-ソルビトール、クエン酸、安息香酸Na、香料、グリセリン、バニリン
【アリナミン7】転化型液糖(白糖・果糖・ブドウ糖)、クエン酸水和物、DL-リンゴ酸、安息香酸Na、パラベン、香料、エタノール、グリセリン、プロピレングリコール、バニリン、エチルバニリン
◆注*1 味の説明はメーカーによるものです。
◆注*2
チオビタシリーズ、リポビタンシリーズ
ビタミンB1=チアミン硝化物
ビタミンB2=リボフラビンリン酸エステルナトリウム
ビタミンB6=ピリドキシン塩酸塩
アリナミンシリーズ
ビタミンB1=フルスルチアミン塩酸塩(ビタミンB1誘導体)
ビタミンB2=リボフラビン
ビタミンB6=ピリドキシン塩酸塩
比較してみて気づいたこと
ビタミンB2とB6
改めて数字を見てみると、やっぱりビタミンB2とB6の量がかなり多くなってますね。
で、これらがどんな働きをするのかをおさらいしてみると、
◆ビタミンB2
糖や脂質、たんぱく質をエネルギーに変換する
細胞の新陳代謝を促す
肌、髪、爪、粘膜などを健康な状態に保つ
◆ビタミンB6
たんぱく質をエネルギーに変換する
肌や粘膜を健康な状態に保つ
精神を安定させ不眠を改善する
PMS(月経前症候群)やつわりの症状を緩和する
動脈硬化や脂肪肝を予防する
などの効能があるそうです。
知らなかったけど、ビタミンB6ってなかなかおもしろい効能を持ってるんですね~。
第3類医薬品と指定医薬部外品
チオビタドリンクだけが「第3類医薬品」で、他のドリンクは「指定医薬部外品」なんです。
これ、何が違うかというと、実はそれほどには違いはないみたい。 リポビタンDやアリナミン7も以前は医薬品扱いだったらしいんですが、長期間の販売実績があってリスクが少ないことがわかっているので、コンビニやスーパーなどでも販売しやすいように区分が緩和されたのだそうです。
アイビタスは医薬品なのでコンビニには置いてありませんが、でも第3類だからリスクは低い区分ですね。ちなみに同じチオビタ系でもゴールドは第2類医薬品。見てみると、ローヤルゼリーなんかが入ってました。
カロリー
ほんのすこしの違いでしたが、アイビタスのカロリーが一番低かったです!笑
とは言え、70kcal前後というのはちょっと高いなぁとは思います。 リポビタンシリーズもアリナミンシリーズも低カロリー商品が別にあるし、ここには出さなかったけどチョコラBBライトに至っては4.5kcalですからね~。
成分を見ると、添加物の欄に白糖、果糖、ブドウ糖……とあるので、個人的にはこの辺を思い切ってカットして低カロリーでさっぱり風味なら良かったのになぁと思います。
魅力はビタミンB群!
アイビタスはビタミンB群が多いですね。アリナミン7は商品のタイプが違うようでちょっと比較しにくいんですが、チオビタドリンク2000やリポビタンDと比べると明らかに違いがわかります。 逆に言うと、チオビタドリンク2000の売りはタウリンが多いことだけ?とちょっと残念な気もしてしまいます。
それを考え合わせると、チオビタシリーズの低価格帯商品、チオビタドリンク(青)、チオビタドリンク2000(緑)、チオビタドリンク1000(赤)、アイビタスの中で比較するとしたら、アイビタスが一番コストパフォマンスが良いと言えるんじゃないかな? アイビタスの定価は1本180円ということになっていますが、近所のドラッグストアでは3本パック398円で購入できますしね。
チオビタドリンク成分比較表は公式サイトにも載っているので、シリーズの他の製品との比較をしてみたい方はこちらをご覧ください。
チオビタドリンク アイビタスの気になる点
ちょっと不思議に思ったのは、「アイ」ビタスという名前とブルーベリー風味ということで、てっきり疲れ目にいい成分が入っているのかな?と思ってたんです。でも目に対して特に特徴的な成分は入っていないんですね。
ビタミンB2、B6には粘膜の正常化という作用があるから、結膜炎やアレルギーを抑える効果が期待できるけど、これは目に対してだけの働きじゃなくて口内炎なんかにも効くわけですからね。
せっかくブルーベリーを持ってきてるんだから、本物のエキスを入れて目にいいドリンクを謳えば良かったのに。疲れ目持ちとしてはこの点が惜しいなと思いました。
♪Now Playing/ Faith of the Heart – Rod Stewart