ベティとアグリー・ベティ

昨日のお昼休み、YouTubeでドラマ「ベティ」がアップされていたのを見つけてしまい、何気なく見始めたら止まらなくなってしまいました。
「ベティ」と言ったらアメリカでリメイクされた「アグリー・ベティ」をご存知の方が多いと思いますが、ここで言うのはコロンビアで制作された「ベティ」のオリジナル版。
以前スーパードラマTVで放送されていたのを視聴していて、わたし、一時期ものすごーくハマっていました。

http://www.superdramatv.com/line/betty/introduction.html

※ベティについては以前にもこちらでちょっと書いてます。

「ベティ～愛と裏切りの秘書室」

lab24h.net

2008.02.13

スーパードラマTVで放送されていたベティはちゃんと日本語で吹き替えされていたものだったんですが、今回見つけたYouTubeの分はコロンビアの方がアップしていたもので、言葉はスペイン語。
スペイン語は全く分からないので音声を聞きつつ映像を見ているだけ、なんだけど……、なんとなくストーリーを覚えているから言葉は分からなくてもとにかくおもしろいんですよね～。

ただ、もちろん何を言っているのか全く分からなくてもどかしい部分もあって、せめて英語版があればなぁ、とは思います（英語も分からないけど、さすがにスペイン語よりはマシ）。
日本語版はDVDも出ていないのが残念。ひたすら再放送待ちです。

最近の日本のドラマって、シリーズが短いですよね。だいたい12話とかで終わり？
話の展開も早くてテンポが良いものがきっと受けているんじゃないかと思います。
（大河ドラマなんかは少し事情が違いそうですけど。）

それに比べてコロンビア版ベティは（続編は併せずに）全部で169話。
波乱万丈な割にそれほどテンポが良いというわけではないので、最初はちょっと戸惑ったところもありますけど、慣れるとかなりがっつりその世界にハマれて面白いです。

ラテンの世界のドラマだけあって、日本のドラマではちょっと考えられないほどの美への礼賛っぷりがスゴイです。まぁ、それをちょっと皮肉って描いてはあるんですけどね。
主人公は（もともとは美人女優が演じているので）不細工というよりは信じられないほどのダサい女の子なんですが、終盤キレイになってファッションセンスも洗練されて再登場したときの周囲の手のひら返しっぷりと言ったら、かなり爽快。
ただ、相手役のアルマンドは（最初は「有り得ない！」と言いつつ、いつの間にか）不細工な頃のベティを好きになってしまいます。
終盤にもうひとりベティを好きになる男性として登場するフランス人のミシェル（つまりアルマンドのライバルですね）は、最初から外見は気にしないタイプですかね～。
アメリカ版との大きな違いは、ベティは性格が良いだけじゃなくてすごく頭が良くて（大学で経営学を学び主席で卒業、数ヶ国語が堪能）、機転も利く。外見と不器用ささえ無視すれば、基本的にはデキる女です。

アメリカでリメイクされた「アグリー・ベティ」はオリジナルの「ベティ」とは全く別物です。
第一シーズンだけ見て、これはこれで面白いドラマだと思いましたが。
でも共通点と言えば、主人公の名前が「ベティ」で容姿がイマイチ（ただし性格は良し）、外見や性格には合わない業界に就職して奮闘する、上司（社長）が遊び人のイケメン、ってコトくらい？
アメリカ版ベティは仕事をする上で特別秀でた面があるわけではなくて、ガッツでカバーするタイプ。
外見もコロンビア版ほど特殊な外見ではなく、意外とそこらにもいそうな「ブスカワ」な感じですよね。
（コロンビア版は外見のせいで男性に酷い目に合わされたことがあり、チョット男性不信気味。アメリカ版は何だかんだ言って結構モテてます。）
その他、アメリカ版では家族、相手役の名前、周囲の人の相関関係、社内の様子、そしてストーリーなど全て一新されています。
これならリメイクと銘打たずに新しい作品として出しても良かったんじゃないかと思うけど……。

さてさて、ベティのスペイン語版。
今回発見したのは、ヒロインの相手役アルマンドの声の良さです！
（これまで吹き替え版見てたので気づかなかったのです！）
アルマンド、可愛げがある感じだけどお坊ちゃまでセクシーさに欠け、イマイチかと思ってましたが、声が滅茶苦茶良いではないの！
こりゃー、モテますよ！　びっくりしました！
また今夜も続きを見ちゃお♪

……ところでこのコロンビア版、ず～～～っと見てたらいつの間にかスペイン語がペラペラに！……なんてことはないですかねぇ？　ないか！

♪Now Playing/ Loser Pays The Piper – Arabesque