4月30日付け、女子ショートプログラム後の投稿への拍手とメッセージ、どうもありがとうございました。
迂闊にもデフォルトで設定されたpingは飛ばしてしまったのですが(汗)、内容が内容だっただけに、普段利用させていただいているトラバなどは遠慮させていただいた投稿でした。
ましてコメント欄も閉じてしまっているような状況で、こうした反響は全く予想外のことでした。
フィギュアスケート関連の投稿はあれで最後にするつもりでしたが、お礼と(蛇足ですが)今の心境だけ付け加えさせていただいて、区切りとしたいと思います。
励まし、ねぎらいの言葉を掛けてくださった方、今回わたしと同じようなことを考えたとおっしゃる方。
メッセージを拝見して、そのひとつひとつの言葉から、改めていろいろなことを考えさせられました。
本当に、どうもありがとうございました。
理不尽だと思いつつ、それぞれの演技や選手自身の魅力からフィギュアスケートを見続けていたけれど、今回の女子ショートを見て、どうやら頭の中で何かがぱきっと音を立てて折れてしまったようです。
今考えると、選手たちのために腹立たしい、辛いという気持ちが80%くらい。残りの20%は表現者としてのわたし自身も全否定された、そんな気持ちだったのだと思います。
結果的に安藤選手が報われたこと、それからエキシビションで、とくに表現の面で安藤選手が格の違いを見せつけてくれたこと、またJ Sportsでの放送内容から、あれを書いた後で少し溜飲が下がった部分もあります。
ただ、だからと言って根本的な何かが解決したわけではないんでしょう。
それが解るから、今はどちらかと言えばかなりさばさばした気持ちです。
点数で優劣を付ける、その結果に一喜一憂する……競技としては当たり前の、この部分はもうダメですね。わたしにとっては意味のないものになってしまいました。
本来、フィギュアスケートはスポーツと芸術とが融合した、非常に稀な競技だと思います。
技術を最大限まで昇華させたジャンプ、思いがほとばしるステップ、それぞれの個性がいっぱいに詰まったスピン、感情を大きく開放するスパイラル……。フィギュアスケートは本当に美しいです。
だからこそ他のスポーツとは別の、いろいろな可能性を秘めた競技でもあったはずなのに……。
問題を抱えた競技だと理解しながらも、それでも自分の可能性を信じて努力を続ける選手たちに心から敬意を表します。
最後になりましたが、これまでわたしの拙い文章をお読みいただいた方々にももう一度改めてお礼申し上げます。
どうもありがとうございました。