ジュニアのグランプリシリーズ。今週はCup Of Austrariaですね。
SPを終わった時点で日本人男子は板井郁也選手が2位、木原龍一選手が9位につけています。
板井選手はロシアの選手に挟まれて上下ほぼ4点差。まだ演技を見ていないのですが、いい順位につけていますね!
昨日行われた女子SPでは藤沢亮子選手が10位、後藤亜由美選手が15位。
ジュニアの女子では個人的に藤沢亮子選手に注目しているのですが、ちょっと緊張してしまったのかな。
後藤選手ともども、フリーではリラックスしてぜひ自分の実力を存分に発揮して欲しいです。
そして女子のトップに立っているのはロシアのアデリナ・ソトニコワ選手なんですが、なんと61.32点という驚異的な点数を叩き出しています。
(今年から要素の中からスパイラルがなくなっていますので、それだけで数点下がるはずなのですが)
アデリナ・ソトニコワ選手は1996年生まれの14歳。末恐ろしいですね。
2位のガオ選手も58.07点で素晴らしい点数なんですが、その点すら霞んでしまうほどのソトニコワ選手の得点です。
YouTubeにさっそくソトニコワ選手の演技がアップされていましたのでご紹介してみますね。
Adelina Sotnikova SP JGP Cup of Austria 2010 (Graz)
いやぁ、よく鍛えられているなぁ。
一本芯が通っているイメージで、わたしはかなり好きなタイプの選手です。
ジャンプはそれぞれ入り方に工夫されているのが目立ちますね。優雅さも小手先で作られたモノではないというところが好ましいです。
ステップだって、これが14歳のクオリティーなのか、と。
完成度も高いですし、この点数にも確かに納得してしまいますね。
ソトニコワ選手、フリーでどんな演技が見られるのか、かなり気になります。
ジュニアは先週も女子はロシアのエリザベータ・トゥクタミシェワ選手が優勝していますし、ここに来てロシアは一気に来ましたね。
女子選手の場合、ここからの数年間で乗り越えなきゃいけない山がいくつもあるのは事実ですが、ソチオリンピックに向けて視界良好!という感じでしょうか。
そのエリザベータ・トゥクタミシェワ選手の演技。
まだ見たことのない方がいらっしゃいましたら、ぜひ見てみてください。
これは昨年の演技ですが、これで13歳なんですよねぇ。なんだか怖い!
Elizaveta Tuktamysheva russia national 2009 FS.avi
ジャンプの構成。
サルコウは転倒してますが、アクセル以外のすべてのトリプルジャンプが入っていて、単独のダブルアクセルはなし。
コンビネーションは3Lz-3T、2A-3T-2Lo、2A+2A。
しかもどれも入り方がすごいわ。
それに、ジャンプだけではなく他の要素も濃い。
かもし出す雰囲気にどことなく妖しさがあって、まぁ「天才」と言われるのも分かる気がしますね。
今シーズンはトリプルアクセルを投入するという話もあるようです。
一昔前のキャッチコピーを真似するとすれば、
「さあ掛かって来い!これがロシアの回答だ!!」
って感じですかねぇ。
しかしロシアの女子はこの2人だけではないってのがすごい。
素晴らしいと思うと同時に、「怖い」と思ってしまうのはきっとわたしだけではないはずです。
♪Now Playing/ Not Enough – Van Halen