昨晩は運良く、インターネットでジュニアグランプリファイナルの女子シングルとペアの演技を見ることができました!
まず女子SPですが、レベル高いですねぇ。
当たり前のように3Lz-3tに挑んでくるロシアの選手たちを見ていて、ルール改正がなければ本来オリンピックシーズンのシニアもこんな戦いだったんだろうなぁ、なんてことを考えてしまいました。
最初からそれ狙いで跳んでくる選手はいないと思いますが、今シーズンから新設された中間点の存在は心理的にも大きいのでは?
それに、見ていてもこちらの方がスポーツらしいですよね。
いろんな考え方があると思いますが、ちょっと強引であっても挑んでくる姿勢が見られるのは、やっぱりわたしは好きです。
トップに立ったアデリナ・ソトニコワ選手は、シニアで滑っても全く遜色のない選手ですね。
特にスケーティングがとても美しいですし、各要素の完成度が14歳ということが信じられないほど高いです。
今回のSPはちょっとジャンプにミスがありましたが、それ以外は本当に素晴らしかったです。
(個人的には唯一、衣装が惜しかったかな、と……。)
フリーももしかしたらかなりの高得点が見られるかも。
……でも、日本にとってはソチに向けて、この選手は脅威ですね。
2位につけたエリザヴェータ・トゥクタミシェワ選手もパーフェクトな演技ではなかったですが、非常に練習が行き届いているなぁ、と感じました。
しかしこの選手はなんとも言えない不思議な雰囲気を持っています。
まだ非常に若い……というより幼い選手なのに、愛らしく見えたり妖艶に見えたり……ちょっと独特な感じがします。
フリーでは3Aを入れて来るんでしょうか? 気になります。
3位のポリーナ・シェレペン選手はもうおなじみの選手ですよね。
上位としてはちょっとPCSがもらえていないけど、わたしはシェレペン選手の白鳥の湖、けっこう好きです。
今シーズンのフリーをまだ見ていないので、見るのが楽しみ。いい演技を期待したいです。
そしてそして、4位につけた庄司理紗選手! とってもいい、大人の雰囲気のタンゴだったと思います。
SPは「4位」というポジションではありますが、2位、3位との得点差はほとんどないのですから凄いです。
上位3人のロシア選手が世界的に注目を集める中、全然負けてませんでした。いや、それどころか2位、3位でも良かったと思うくらいです。
庄司選手と言えばそこらのアイドル真っ青、掛け値なしの美少女選手なので(最初に写真を見たときには驚いたなぁホント)、活躍すれば間違いなくマスコミが放っておかない……もうそれだけが心配ですが、大きく育って欲しいな、と思います。フリーも頑張れ!!
ペアは高橋成美・マーヴィン・トラン組がトップに立っていますね。
今シーズンはシニアですでに良い成績を残しているので、ジュニアの中に入ると詳しくないわたしにもその違いがよくわかります。
しかし、この数年ですごく上達しましたねぇ。日本のペアで盛り上がれるなんて、なんか胸熱。
これでジャンプが決まれば……、いやいや! フリーはやってくれるんじゃないでしょうか。
フリーが終わった後、成美選手のガッツポーツが見たいです。
今日からはお兄さん、お姉さんたちのグランプリファイナルも始まりますが、昨日は練習中に高橋大輔選手と小塚崇彦選手が激突するという心配なニュースも飛び込んできてびっくりしました。
2人とも日本の大切な宝なので、とにかく大事にして欲しいです。
何事も影響がなく、それぞれ満足いく演技ができるように祈っています。