この時期に選手の演技を取り上げるのなら新しいプログラムというのが適切なんでしょうが。
実は別の動画を探していて、関連動画のところにこれが上がっていたのを「ついでに」見てしまい、朝っぱらから何度もリピートしてしまいました。
高橋大輔 イタリア版字幕(最新訳)世界フィギュア2010 FS:道
詳しい方にお訊きしたいのですが、これって高橋大輔選手、前年は怪我でしたから、一応「持ち越し」のプログラムですよね?
SPのcobaの曲といい、絶対にトリノの世界選手権をターゲットにしたものではないはずなのに、イタリアに関係したプログラムになっているというドラマにまず驚かされます。
しかし、SPもそうですが、よく動いてますねぇ。
この動きを見ていて思うのは、この人ドラムをやらせても絶対にうまくなるんじゃないかなぁ、ってこと。
いや変な感想で申し訳ないですが、1バスのドラムセットで縦ノリ系のものでも16ビート系のものでも、普通ならシンプルにやりそうなところをちょっと複雑なパターンにしてみたりとか上手そうな感じがします。
YouTubeにはこのほかロシア語版なども上がっていますが(翻訳してくださる方に感謝!)、どちらも演技が終わった瞬間に高橋大輔選手が優勝だと断言しちゃってますね。
わたしなどはオリンピックのフリーでの得点の出方が不可解に思えたので、実際に点が出るまでヒヤヒヤしていました。
今の採点方法って、どこがどんな理由付けで加点されたり減点されたのかといったことが極めてわかりにくいですし、ひとつの大会で得点の出方に一貫性がなかったりもします。なので、またガッツリやられているんじゃないかと。
この演技に関してはトリノの観客も高橋選手の味方についていましたし、良かったですね。何度見てもあのときの感動が甦ってきます。
それと、4回転フリップを転倒せず着氷したことにも関係してきますが、「回転不足+着氷<<<回り切って転倒」という評価になるというのはやはり摩訶不思議。
この4回転フリップに関して言えば両足着氷でもあるので、大きなミスであることには違いないですし、それ相応の減点があってしかるべきです。
それでも一般論として、「転倒より完全に悪い」という得点ってどうなのかな。
何より、プログラム全体の印象度が大きく違ってくるので、得点を見てのもやもやがどうしても大きくなってしまいますね。
回転不足については、軽度のものに関しては今シーズンから中間点(基礎点の0.7掛け)が採用されるので、それがどんな影響を及ぼすのか注目したいです。
いずれにしても、どんなルールもジャッジの運用次第、能力次第というのは変わりないのですが。
いやぁ、しかし、SPの「eye」もそうですが、何度見ても飽きないプログラムですね。演技も振り付けも選曲もいい。
今年のものもかなりすごそうなので、本当に楽しみです。
P.S.
イタリア語の勉強、再開したくなってしまったよ~。