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さて。京都で泊まった宿は安宿でしたが、ゆっくり休めました。
京都旅行なんて言ったらゴージャスなものを想像しがちですが、そこは生活の基本がワーキングプア(イヤな基本だね)のわたしのこと。
素泊まりで安くて評判のいい宿を探すのにはちょっと年季が入っています。
都市部での旅行だとビジネスホテルを利用することも多いんですが、京都ということで予約していたのは和室。……やっぱり和室はいいやね。
古くて簡素な宿ながら中京区の交通の便がいいところで、この点は文句なしでした。
かなり遅くなってしまった晩御飯はフロントの方のオススメで、近くの「ベビーフェイスプラネッツ 京都三条店」に行きました。
http://babyface-planets.com/prefecture/kyoto
「ベビーフェイス」は関西にいくつか店舗を構えるお店のようで、カフェレストランというより居酒屋っぽいイメージです。
人気のメニューはオムライス。料理はリーズナブルでボリュームがあるということで、いかにも学生さんに人気がありそうなお店でした。
店内の雑多な雰囲気は、おしゃれ、なのかもしれません。
わたしはロコモコ丼を注文しましたが、薄味、ご飯硬め(丼だからアリなのかなぁ?)、量多すぎで最後は涙目になっていました。
連れ2人はハンバーグを頼んでましたが、ここのハンバーグは1人前に普通サイズのハンバーグが2個ついています。
どう見ても1つ頼んで2人でシェアした方が正解でした。そしてこの2人も最後は涙目になっていました。
○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○
翌日は前の日と打って変わっての晴天。
このお天気だったらさぞ琵琶湖が綺麗に見えたことでしょう。
この日の目標は、「とにかくたくさんの場所を回ろう」。これに尽きました。
夕方までの滞在なので時間が短く、一刻も無駄にはできません。
まず行ったのは京都観光の王道中の王道、金閣寺(鹿苑寺)です。
実はわたし、金閣寺には行ったことがありませんでした。
両親の仕事上、京都には何かと縁が深いですし、関西にも住んでいたことがあるのですが、いわゆる観光はしたことがなく、名所には一度も行ったことがなかったのです。
金閣寺についてはもちろん学校で習いましたし、テレビや本などでも見聞きしていました。見たらホントに金色だったという声も何度か聞いていました。
……でも、ねー。
「建物が金色だなんて。そんなの有り得る?
んもう、みんな表現が大げさなんだから。ぷぷ……」
てなものです。
普段わりと騙されやすいタイプなのですが、なぜか「金閣寺は金色である」という件に関しては妙に慎重になっていました。
心の中をあえて言えば、「ないない。金色の建物だなんて。絶対に釣られてなるものか」的な何かです。
ところが……。
マジかよ。金閣寺って本当に金色だったんだ。
……びっくりしました。
だから言ったでしょ? やはり人様の言うことは素直に聞いておくものなんです。
恥ずかしかったのでその場では黙ってましたが……本当に金色だったことに心底衝撃を受けました。
なんか、日本ってとんでもないモノがある国だな。て言うか、なんかちょっと怖い!
わたしの目には、雅というよりもむしろガチっとした攻撃的な建物に映りました。
あんまり驚いたのでおかしなテンションになって一気に10枚くらい写真を撮ってしまいましたが、あとで見てみたら全部斜めってました。ちなみに上の写真はフォトショで修整かけてます。とほほ……。
この写真も多分金閣寺の敷地内で撮ったものだと思うんですが、実は撮ったことを全く覚えていません。
それほど「金」閣寺に動揺してしまったということなんでしょうか。
朝9時過ぎとは言え、観光客はまずまず多かったです。
さすが京都、さすが金閣寺というのか、国際色も豊かでしたね。
外国から来られた方も、この金閣寺にはさぞ驚かれたんじゃないでしょうか。
しかし足利の義満サンは一体何を考えてこういう金色の建物を作ったんだろう?
わたしのような凡人には計り知れないような思考回路で、ただただ驚くばかりです。
そしてこの後に行ったのは龍安寺。
金閣寺から龍安寺までは車で5分くらいでしょうか。徒歩では20分足らずの距離だそうです。
龍安寺には有名な石庭があります。
ところで建物内に入るときに、ちょうど出てきた観光客とガイドさんらしき人がこんな会話を交わしていました。
ガイド「15個あったの、わかりましたか?」
観光客「何がですか?」
ガイド「石ですよ! 庭に石が15個あるんです!」
観光客「ええっ! そんなにあったんですか!?」
今出てきたところだから後の祭りだし……。
ガイドさ~ん、中に入る前に教えてあげとかなきゃダメだよ~。
この石、一度に15個見ることは不可能らしいですね。わたしも15個、なかなかわかりませんでした。
庭は建物の縁側から眺められるようになっているのですが、外国の方が縁側に座り、黙ってじっと庭を眺めていたのがとても印象的でした。