アジア杯 ヨルダン戦雑感

いやぁ、難しい試合でしたね。
負ける気はしなかったし、実際に負けなくて良かったけれど、こういう展開はアジアでは想定内。
次のシリア戦も、その次のサウジ戦も、簡単な試合にはなりそうもないことがハッキリしましたね~。

今朝いくつかの記事を読んだんですが、とある記事のある部分に目が釘付けに。

>指揮官は「残念だが、選手たちがやってくれると信じていた」。実はそれ以外に手段はなかった。試合開始直後、単純なミスに気づいた。指示を出そうと、通訳とともにベンチ前のコーチングエリアに出たが、第4審判に注意された。アジア公式戦では、コーチングエリアに出られるのは1人。その後は劣勢になっても、1人でベンチ前に立っているだけ。イタリア語で指示を出しても、何も伝わらない。何も指示を出せなかった。
(スポーツ報知「あわや「悲劇」ザック救った!吉田が後半ロスタイム弾…アジア杯」記事より抜粋)

これ前にもなかった? ジーコ監督のときだったか。
これ、どうして対策しておかないの?
視察に飛び回っているザック監督も、さすがにこのルールには気づかないだろうから、周りがチェックしておくべきことなのでは?
協会は何やってるの?

協会に対して「何やってるの?」と言いたいことは他にもあります。
いくつも見られた息の合わないプレーは、準備不足が原因なんでしょう?
聞けば、アジア杯に向けて練習試合が組めなかったのは日本だけらしいじゃないですか。
最低でも次回シード権を獲得しておきたいアジア杯、ワールドカップに向けた代表強化を考えるのならある程度の結果が求められます。
であるのなら、もう少し考えたスケジュールが組めなかったのか?と思ってしまいます。
アジア杯が開催される日程は、だいぶ前に分かっていたことなんだろうから。

どうも協会の計画性のなさが、選手や監督の足を引っ張っているようで納得できません。

内容としては、終盤、岡崎選手が投入されたあたりから攻撃が活性化されたことがひとつのヒントになるのでしょうかね。
攻撃のバリエーションが少なく、似たようなリズムでの攻めが多かったのは、チームが立ち上がって間もないことが大きな要因だったのでしょう。
そんな中、長谷部選手のプレーは効果的だと思いました。長い距離でも繰り出せる正確なパスなども良かったですし。
本田選手はこの試合は正直今ひとつでしたが、香川選手とうまく噛み合ってきたらやっぱり面白そう。次のシリア戦まで時間は少ないですが、なんとか工夫して欲しいです。
吉田選手はオウンゴールになってしまったのは残念だったけど、この大会はいいチャンスだと思うので、引き続き頑張って欲しいですね。

しかし、決めるべきときに決められないと、どうしても昨日みたいな展開になってしまいます。
グループBのもうひとつの試合でサウジがシリアに敗れたのも驚きだったけど、やはりアジアの戦いはワールドカップでのそれとは別の大変さがあると実感。
(サウジの監督、解任されてしまいましたね。)

後になって、この試合が「ワールドカップ以降の(周囲の)浮かれムードに、負けではない形で良い教訓になった」と言えるものになりますように。
いずれにせよ、「俺たちの日本代表」なんで。これからも気持ちを込めて応援するのみです!

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