ユーヴェ戦のネット記事をざっと読みましたが、前回のローマ戦でのパフォーマンスが目立った分、ちょっと微妙な記事&コメントが増えていましたかねぇ。
……もしかしたら自分は能天気なのかなぁ?
試合を見た後は、「ローマ戦に引き続いてイタリアダービーにも登場! 今回は守備もできるぞ!ってところを見せることもできて、これはこれで悪くなかったなぁ」なんて思ってしまっていたのでした。
前回のローマ戦、攻撃面が派手だった分、「守備は無難」とか書かれるしかなかった状況を、個人的には残念に思っていました。
長友選手のスピードもパスも素晴らしかったと思いますが、そこオンリーをクローズアップされるのは、長友選手にとってあまりよろしくないのではないのかな、と。
インテルの状況を見る限り、スタメンのチャンスがあるかどうかは、守備力が認められるかどうかにかかっているんじゃないですかねぇ。
無難という表現も決してネガティヴなものではなかったですが、改めて彼の良さの片鱗を見せることができたと考えれば、この試合はまずまず良かったのではなかろうかと。
スタメンも、いずれはあるんじゃないかとわたしは思います。
だってインテル、チャンピオンズ・リーグもあってかなりの過密日程なんですよね。
これで先発固定は難しいと思います。
仮にスタメンでない場合でも、おそらく長友選手の出番は多いと思われます。
もっと長く見たいので、スタメンで使わないのならせめて60分に投入して、とは思っちゃいますけどね。
ユーヴェ戦ですが、記事に書かれていたように、確かに「攻撃がかみ合わなかった」というのはその通りでしょうね。
効果的なボールタッチがあったわけではないですし、得点に絡むわけでも無く、チームも負けたんですから。
フレッシュな選手を使うというのは定石だと思いますので、ちょっと残念でした。
前半にも「ここで長友選手がいたら効果的なんじゃないか」と思った場面もあって、色々と惜しかったなぁと思います。
しかし、この試合はユーヴェらしさが随所に見られて、インテルの選手は誰もが思うようなプレーをさせてもらえなかった印象でした。
1点負けてて展開も劣勢、インテルの攻撃陣はエトー選手のシュートからも分かるとおり、みんな余裕なかったですね。頭も体も。
まあ、一歩ずつですよ。
ローマ戦後、「左サイドを100キロのスピードで駆け抜けた」と書かれたそうですが、1歩目があり2歩目がなければ走ることはできないんですから。
そもそもチャンスがあること自体素晴らしいことなので、ぜひそれを自分のものにして欲しいです。長友選手ならできますよ!
最後にきわめて個人的な感想を。
「ユーヴェ! ユーヴェ!」のうなり声(笑)を聞くと、わたしもかつてはユヴェンティーナだったということが、今でも骨身に染みます。
諸般の事情で現在は「愛憎のユヴェントス」だけれども、わたしが今でも1-0の試合が一番好きなのは、間違いなくユヴェンティーナ時代の遺産です。
イタリアダービーのピッチに長友選手が立った瞬間、そうした思いが強くフラッシュバックしたのはなんとも皮肉でした。
……いや、もう「憎」の部分もとうに抜けてるんだろうなぁ。何年も前に。
そんなこんなの状況ですが、長友選手が活躍するインテルに結果を出して欲しいし、長友選手がスクデット奪取に貢献してくれるのなら間違いなくわたしは嬉しいです。
インテルには最低でも予選なしでチャンピオンズリーグに出られる3位以上を確保して欲しいですね!長友選手はもちろん完全移籍で。