最近どんどんワンデーのコンタクトレンズを使う機会が増えているカイです。
これまでソフトレンズ→ハードレンズ→ソフトレンズと使ってきて、2週間用の使い捨てコンタクトレンズでしばらく落ち着いていたわたし。それが習慣としてワンデーを使うきっかけになったのが、まぶたに起こったアレルギー症状でした。当時使っていたエアオプティクス・アクアでまぶたに水ぶくれができるようになってしまったんです。
アキュビューオアシスに変えてからはアレルギーは出なくなったけど、念には念をということで、週末のみワンデーのレンズ(ワンデーリフレア)を使用することに。しかし今にして思うと、これが運の尽きだったように思います。
併用で際立つワンデーの利便性
使い出すと楽なんですよね、ワンデー。
もちろん2週間のレンズだって、昔使い捨てじゃないレンズを使っていたときのお手入れ法と比べると遙かに楽なんですよ。
でも外そうと思ったときにポイッと捨てられる。このお手軽さが、夜間疲れているときなどには抗いがたいほどの威力を発揮します。
しばらくの間は、【平日の12日間を2週間レンズで+週末2日間をワンデーレンズで】というパターンで併用していたのですが、つい面倒になってワンデーを使う日が増えていき、現在は完全に半々くらいの状態になってしまいました。
2weekは本当に低コスト?
そうなってくると俄然気になるのがコストです。
よく「値段で選ぶと断然2week」というけれど、これ、果たして本当なのか。本当だとしたらどれくらい違いがあるのか。
……ということで、わたしが普段使っているワンデーリフレアとアキュビューオアシスを例に、実際に計算してみました。
【1dayの場合】
ワンデーリフレアは1箱(片眼・1ヶ月分)が1,050円ほどなので、両眼・1年分だと25,200円かかります。
【2weekの場合】
一方のアキュビューオアシスは1箱(片眼・3ヶ月分)が2,200円前後なので、両眼・1年分で17,600円。
これに洗浄液を年に12個使うとして7,800円(オプティフリー・プラス240ml入りのツインパック@1,300円x6個で計算)。
合計すると25,400円。
あれっ、2週間用の方が高い?! まさかの逆転現象です……!
もちろん、この結果はどのレンズを使うかでぜんぜん違うと思うんです。上記の組み合わせは実際にわたしが普段使用しているレンズで計算したものですが、偶然にも最も低価格帯に属するワンデーレンズと最も高い価格帯の2週間レンズを比較した例になってしまっています。
それに、レンズのお値段もあるけれど、2週間レンズを使用する際の洗浄液が意外とバカにならないんですよ。
安い洗浄液もありますが、シリコーンハイドロゲルレンズなら洗浄液との相性もあるし、何でもOKというわけにはいきませんしね。
(まあ実際にはワンデーしか使わなくても洗浄液はひとつ持っておく、というのは十分有り得るので、これはざっくりとした計算だとお考えくださいませ。)
別パターン
まあこれだけではアレなので、わたしとは逆のケースとして、ワンデーレンズにアキュビュートゥルーアイを、2週間レンズにメダリストを選んだ例も計算してみます。
【1day】
アキュビュートゥルーアイの単価は1,900円くらいするので、年間のコストは45,600円。
【2week】
メダリストは現在最安値が1,300円くらいだから年間10,400円。これに洗浄液の7,800円を加えると18,200円の計算になります。
うーむ、これだとものすごい差ですね。やっぱりワンデー高いわ! ていうかメダリストやっす!
選択肢になるレンズにこれくらい差があるのなら、比べるまでもなく「お値段で2週間レンズにする」だろうなぁと思います。
(なんて言いつつ、ワンデーと2週間の併用だと結局は洗浄液も買わないといけないし、わたしのように2週間レンズを12日間しか使わない、なんて方法が実は一番コストが掛かってしまいそう……)
目に優しいのは果たしてどっち?
さて、ワンデーレンズにするか2週間レンズにするかは、コストだけではなく、目への優しさという視点も必要だと思います。
ワンデーレンズと2週間レンズとを比べた場合、少なくとも自分でお手入れをしないといけない分、トラブルが起こる可能性が高いのはどうしても2週間用のレンズのほうになります。お手入れの方法だけが問題なんじゃなく、洗浄液が目に合わなくて起こるトラブルだって考えられますからね。
ちなみにわたしの場合、アレルギーが起こるのはほとんどが2週間のレンズなんです。ワンデーだと今のところトラブルは起きていません。
でも2週間レンズだとどれでもダメかというとそんなことはないし、そもそも水ぶくれができるのは装着したその日のうち(つまり初回のお手入れをする前)っていうケースが多いんです。だから該当するレンズの形状とか厚みとか、何か別のところに原因があるのかもしれません。
「シリコーンハイドロゲルは目に優しい」は本当?
ちなみに素材で言うと、より目に優しいのは酸素透過性と目の水分保持率を両立したシリコーンハイドロゲルレンズだと言われています。酸素透過性は目の潤いのようにわかりやすくはないですが、装着時間が長ければ長いほど目へのダメージに差が出てくるとも言うし、だとしたらちょっと怖いな、と思います。
でもコンタクトレンズには合う合わないがあるので、一概にどれを選ぶべきと言い難いというのも実感しています。わたしの場合、アレルギーが出るレンズが実はシリコーンハイドロゲルなんですよね(そのレンズがたまたまで、別メーカーのものは問題ないのだけど)。
一般的にどれだけ評価の高いレンズでも、アレルギーが出るようじゃ「目に優しい」とは言えないので難しいところです。
結局1dayと2week、どちらを選ぶ?
正直に言うと、もう1day一本にしちゃおうかという方向にかなり傾いているわたしです。ただ、引っかかっているのは、ワンデーの低価格帯レンズでシリコーンハイドロゲルのものは未だ登場していないという点。ワンデーリフレアも、もちろんシリコーンハイドロゲルレンズではありません。
従来の素材でもシリコーンハイドロゲルでもそれほど変わらないというのなら躊躇する理由はないんですけどね。
シリコーンハイドロゲルのワンデーというと、アキュビューシリーズのトゥルーアイやモイスト、最近登場したメニコンワンデーなんかが挙げられるけど、これらはやっぱり高いです。つけ心地はいいし、データ的にも良いレンズだとは思うんですけどね。
コンタクトレンズは価格変動があるので、もうちょっとお安くならないかなぁ?と様子見しているところ。また気づいた点などがあったら当ブログでも報告していきたいと思います。