ボシュロム メダリスト ワンデープラスを使ってみました

シード ワンデーUV
以前より気になりながらなかなか試せずにいたボシュロムのメダリストワンデープラス。このたびやっと試すことができたので早速レポートしてみますね。

※他のワンデーコンタクトレンズをこちらのページで比較しています。

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ボシュロムってどんな会社?

本題に入る前に……
ボシュロムってアメリカの会社だっていうこと、知ってました? わたしはなんとなーくドイツの会社かと思っていました。ドイツ生まれで友人同士のボシュさんとロムさんが作ったのが会社の成り立ち(かなりざっくりとした説明です)だということなので、一応は当たらずといえども遠からずなのかもしれないけれど。

Wikipediaによると1971年にソフトコンタクトレンズを世界で初めて実用・製品化した会社がボシュロムだったとあります。ということは、コンタクトレンズ業界の老舗中の老舗っていうことになりますね。

メダリスト ワンデープラスの特徴

ワンデープラスはボシュロムのメダリストシリーズ唯一の1dayレンズです(ボシュロムとしてはこの他にもスペック的に上位となる「バイオトゥルー」がありますが)。
2週間用はフレッシュフィットコンフォートモイスト、メダリストII、メダリストプラス、66トーリック……とスペックの違う何種類かの展開になっているので、それと比べるとちょっと寂しい感じ。

けど近視用、遠視用のほか乱視用もしっかり揃っていますね。ただボシュロムのコンタクトレンズって近視用の度数が-9.0までしかないので、強度の近視だと使えないということになってしまいます。

メダリスト ワンデープラスのスペック

材質:グループII/2-HEMA、NVP(シリコーンハイドロゲルではない)
UVカット:なし
ベースカーブ(BC):8.6mm
直径(DIA):14.2mm
中心厚(-3.00Dのとき):0.09mm
度数(PWR):-0.25D~-6.50D(0.25Dステップ)
       -7.00D~-9.00D(0.50Dステップ)
       +0.25D~+5.00D(0.25Dステップ)
酸素透過係数(Dk):22
酸素透過率(Dk/L):24.4
酸素流量率:メーカーサイトに記載なし
含水率:59%
レンズの色:ライトブルー

有名メーカーのレンズなんですが、手頃な価格帯ということを除けばあんまり特別なイメージのないレンズですね。
レンズの素材はHEMAでシリコーンハイドロゲルではないし、UVカットもありません。
強いて言えば「大きめ、厚め」でしっかりした作りのレンズと言えるでしょうか。

酸素流量率はボシュロムは明らかにしていませんが、上位のバイオトゥルーが93%ですし、そもそも素材がシリコーンハイドロゲルではありませんし、それを考えるとあまり良くないのだろうとは想像できます。

メダリスト ワンデープラスをつけてみた感想

まずですね、なんか非常につけにくいです!
レンズが柔らかいのか、公式サイトにある「非球面デザイン採用(※後述)」っていうのが鍵なのか、若干くたっとしたカタチになっているんです。その形状のせいで最初、裏表の判別がしづらく、間違えて装着してしまいました。

おまけに、目に入れる際にレンズが折れてくっついてしまい、2枚ほどレンズをムダにするという残念さ……。

ケースからの取り出しやすさなどは普通なんですけどねー。

でも入れるのに慣れると、使用感自体はかなり良好なんですね。さっきも言ったように厚みがあるレンズなんですが、柔らかいからなのか、目への負担などは気になりませんでした。

それから乾きにくさでも満足。夜にレンズを外すとき、他のレンズの中にはカパカパに乾いた感じになるものがあるんですが、メダリストワンデープラスの場合はレンズに潤いが残っているのがはっきりわかります。これは良い点だと思いました。

ちなみに製造・販売元はボシュロム・ジャパンになっていますが、今回購入したレンズはMade in Irelandになっていましたよ。

※非球面デザインについて。
光点がひとつに集まらずににじみやぼやけが出てしまう「球面収差」を軽減するために採用とのこと。

メダリスト ワンデープラスがお勧めなのは?

気になってちょっと口コミをチェックしてみたんですが、やっぱり「つけにくい」っていう意見が見られますね(よかったわたしだけじゃなかった)。なので、ファーストレンズとしてはあまりお勧めできないかな。

潤いはあるので、ドライアイ気味の方には良いのではないでしょうか。
余りに薄いレンズだとなんだか心もとないっていう方や、信頼できる大手メーカーのもので、できればコストを抑えたいっていう方にもお勧め。

30枚入りと90枚入り(マキシボックス)があるので、もうこれに決めている人はマキシボックスを買うと割安、手間いらず。リピーターにはいいレンズなんじゃないかな、と思います。
けど、使い続けるには酸素流量率がちょっと気になるよね……。

メダリスト ワンデープラスの底値は?

メダリスト ワンデープラスはオープン価格になっているので、「定価」がありません。いろいろ調べてみると、なかなかに販売価格にバラツキがあるようです。比較的安価な製品だということは言えますが。

わたしは今回、楽天の某ショップで2,592円2箱セット、送料込みで購入しましたが、これが底値に近いんじゃないかな。あちこち見てみると、1箱2,000円以上で販売しているショップもチラホラあります。

特定のお気に入りショップがないなら、価格の変動をよーくチェックしておいて、タイミングを見計らうとお安く手に入りそうです。

ところで2017年の5月の時点で原材料の入手困難から、かなり在庫切れを起こしているショップが多かったようです。もしかしたらこのあたりも価格変動に反映されてくるかもしれないので、手持ちの在庫が少なくなってきたら早めに購入しておくと良さそうです。

ボシュロム メダリスト ワンデープラスの公式ページはこちらになります。

メダリスト ワンデープラス®|ボシュロム・ジャパン
使い捨てコンタクトレンズ「ボシュロム メダリスト」公式ウェブサイト。1日使い捨てコンタクトレンズ「メダリスト ワンデープラス®」の製品情報。
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