日本代表! 快勝でしたね!
そして勝ち点6を上げての自力での決勝トーナメント進出!
いやぁ、本当に応援した甲斐がありました!!
以下、例によって多少ネガティブなことも織り交ぜて書いていますんで、得意じゃない方はぜひスルーしてやってください。
わたしは1トップのシステムがあまり好きではなかったで、本田君ワントップがこれほどハマるとは思ってもみませんでした。
それと大久保選手。合宿を抜け出してキャバクラに行ったときにも盲目的に庇ったというくらい好きな選手ですが、ゴールを決められないことに対して、起用に不満がありました。
さらに阿部選手に関しては、代表にはまったくフィットしないものと思っていました。
これらのことに対してわたしは謝らなきゃいけないですね。正直、今回のワールドカップから採られた新しいフォーメーションが、日本代表にこれほどフィットするとは考えていませんでした。
今のチームの形が唯一の正解ではないと未だに思ってますが、岡田監督やスタッフの手腕・分析能力は素晴らしいと、率直に、そして諸手を挙げて認めたいと思います。
日本代表が決勝トーナメントに進めたのは本当に嬉しいですが、嬉しい理由は他にもあります。
2戦を終わった時点での守備的な戦い方を受けて、
守備的イコール消極的。カメルーン戦の勝利もオランダ戦の善戦も価値のないもの。(韓国代表のように)積極的に攻める戦い方こそが(たとえ玉砕しても)是である。
みたいな記事が来るんじゃないかと予想していました。
そして、実際にそれを発見したときには思わず苦笑いしてしまいました。
デンマーク戦で守備的に戦い、例え決勝トーナメントに進出できたとしても0-0のようなスコアであれば、さらにこういった論調が強まっていたんじゃないでしょうか。
ネット上の記事を含めて、活字になるとたいして考えもせずに「そういうものなのか」と思ってしまう層もいるわけで、それが本当に嫌でした。
恐らく今回のような完勝は、そういった論調までも封じ込める効果があるものと思います。
好き嫌いはともかくとして、守備にウェイトを置いた戦い方は全て消極的であるという見方は、幼稚すぎます。
もちろん、そういった記事の中には代表を貶めたり個人を叩いたりするのが目的だったりするものも少なくないので、今回の結果を受けてもある程度は書かれ続けるんでしょうけど。
わたしが代表に対して「辛口やめます」ということにしたのは、代表の成績を予想するとあるアンケートで「3連敗すればいい」「岡田○ね」みたいな文言をたくさん見かけたから。
本当にうんざりしました。
試合に対する感想や、自分ならこんな戦術を採るって話なら良い。代表を貶す俺様・アテクシカッケ~!っていう意識がベースになっている意見も、スポーツにはありがちなもの、必要悪かなと思ってる。
でも、鬱憤晴らしなのか何なのか、だんだんと人格否定みたいなものになっていって、ユーザーが書き込みできるポータルサイトや掲示板など、それはもう酷い状態でした。
何度も書いているけど、メディアの伝え方も酷かったですよね。
負けた試合で叩かれるのは仕方ないけど、それとは別のところで監督や選手たちのイメージを順番に貶めていくようなものもありました。
スポーツ新聞の取材を経ない憶測記事、足を引っ張ることにしかならない解説者や協会内部からの心無いコメント、一部スポーツライターの書いているあの駄文は一体どんな層に需要があるのかと首を傾げたくなるようなものでした。
岡田監督は「ベスト4が目標」と言っています。選手たちもそのつもりでやってます。
未だにその発言を嗤う人がいるかもしれないし、決勝トーナメントに行けたからといって目標を達成したわけでもありません。岡田監督自身が発言しているように、世界の強豪国と未だ差があるのも事実です。
だからここで鬼の首を取ったようなことは言いたくはないですが、それでも「岡田監督の掲げた目標を正面から受け止めた自分を褒めたい」と思う自分がいることも、ここに正直に記しておきたいのです。
♪Now Playing/ Black Swan Coda – Tchaikovsky