スケートカナダ 女子・男子シングルSPをCSのテレ朝チャンネルで生観戦しました。
悪天候のせいか、選手1人につきだいたい3度ほど画像が止まってしまう状況だったのが残念。
雰囲気があまり掴み切れていなくてズレた印象を持っている演技があるかかもしれませんが、感想などをつらつらと書き連ねてみようと思います。
朝方終わった男子シングルショートプログラムから。
まず、ケビン・レイノルズ選手の4回転2本成功! SPでは初のことみたいですね! 本当におめでとうございます!
しかしすごいですよね。1本入れて纏めるのもすごく大変なことなのに、2本ですからねー。
ちょっとコミカルでちょっと洒落ているところもうまく魅せていて、このプログラム、個人的に好きです。
点数がどれだけ出るのか心配しましたが、80点超えは当然のところでしょうね。
そのケビン・レイノルズ選手を抑えてトップで発信したのは織田信成選手!
4回転こそ入っていませんでしたが、ジャンプは全て完璧で、加点があってしかるべき内容でした。
最初、点数が思ったより高いと感じたんですが、スピンで全てレベル4、ステップがレベル3だったようです。
今シーズン、スピンのルールが変更になってレベルを取れていない選手が多いので、このあたりは事前に1試合こなしていて上手く対策してきたなぁ、という感じです。
和風のプログラムも織田選手に合っているんじゃないでしょうか?
しかしパトリック・チャン選手の点数には驚いてしまいました。
地元とは言っても3回の転倒で、さすがにこれは点を出せないだろうと思っていたら、73.20点!?
これは妥当な点なのでしょうか?
ちなみに、PCSは完璧だった織田選手と比較しても1.47点上回っていて、全選手中ダントツの1位になっています。
PE(Performance/Execution)のみ全体の2番目の評価ですが、それでも1位の織田選手に肉薄する点数で、PEって一体どんな基準なのかがよく分かりません。
で、チャン選手に73点出しちゃうと、その後に完璧に要素をこなした織田選手は81.37でも高いとは言えなくなるわけで、そうなるとそれまでに演技を終了していたレイノルズ選手はかなり損しているということになってしまいます。
先に滑った選手が損するというのはよく言われますが、これでは1試合の中で基準が変わってしまったと言われても仕方がないのでは?
ただし、チャン選手本人の4回転はナイス・トライだったと思います。
今回は転倒という結果でしたが、今後もぜひ続けていって欲しいですね。
4回転を入れてトリプルアクセルを決め、なおかつ全体を纏めるというのは、本当に難しいことなんですよね。
3位につけたアダム・リッポン選手は、演技はとても良かったと思います。
プログラムと本人のイメージがすごく良くハマっていますし、表現が見る人にわかりやすいもので、ジャッジ受けするのもわかります。
ただ、チャン選手、レイノルズ選手、織田選手と比較して、(さらにNHK杯のアボット選手と比較して)得点が高かったのか低かったのか、それとも妥当だったのか、わたしにはこれが全く分かりません。
リッポン選手は先日のジャパン・オープンのフリー演技でものすごい高得点を挙げていたので、明日のフリーが注目されます。
明日のフリーで中心になるのは良くも悪くもやはりパトリック・チャン選手になっちゃうのでしょうか。
チャン選手はもちろん4回転に挑んでくると思いますが、フリーでは織田選手も素晴らしい4回転を決めてくれるはず。
また、レイノルズ選手は3種類の4回転ジャンプを入れてくるという話があります。
個人的には、
・織田選手が4回転をキレイに決め、なおかつザヤックなしノーミス優勝
・レイノルズ選手が4回転を3種類決めて優勝
・チャン選手が4回転とトリプルアクセル2本を決めてノーミスで滑りきる
このどれかが達成されたら号泣するかもしれません。
そして女子。
得点の出具合が全く読めなかったNHK杯に比べると、とてもわかりやすいスケートカナダだったように思えます。
多くの選手が3-3にチャレンジしていましたね!
トップに立ったのは地元のシンシア・ファヌフ選手。
ジョアニー・ロシェット選手のいない今シーズン、プレッシャーのかかるところをきちんと纏めたのが立派でした。
プログラムの雰囲気良し、ジャンプ良し、観客の後押しもあって、全体通して良かったですよね。
2位のクセニア・マカロワ選手も期待通りの演技で、3-3にも余裕があってカッコ良かったです!
グランプリシリーズ初出場、という話でしたけど、あれ、そうでしたっけ?
すっかりおなじみの選手だし、堂々としているし、とてもそんな風には見えませんでした。(彼女今シーズン、身長、結構伸びました?)
フリーでもかなりやるのではないかと予想します。
そして6位につけた今井遥選手! すごく良かったんじゃないでしょうか!
PCSはこれから試合を重ねることで伸びてくるでしょうし、3-3も投入可能、明るいスケーティングで容姿にも恵まれていて華があるとなれば、今後更なる点の上乗せも計算できるでしょうね。
今井選手もフリーに向けて上々のスタートです。いや~ホント楽しみですね~。
そんな中でサラ・マイヤー選手の欠場が残念でした。
ここのところ彼女は怪我が続いているので、今回は大きな怪我でなく、次の試合に影響のないものであるよう祈ります。
【追記】
CS、男子フリーの放送時間が再変更になっています!
04:50-07:05 tv asahi ch. 男子シングル・フリー【LIVE】
07:55-10:00 tv asahi ch. 女子シングル・フリー【LIVE】