朝、突然もたらされたスティーブ・ジョブズ氏の死去のニュース。
訃報を聞き、呆然としてしまって、午前中はほぼ何もできずに終わってしまいました。
twitterを通してたくさんの方々と悲しみを共有できたのが、少し救いとなったかもしれません。
(相手の方がMacユーザーだとわかるとたいていフォローするから、どうしても情報が偏ってしまうけれど、それが良かったみたいです、今回は。)
わたしの最初に買ったMacは「Performa5270」という機種。
ファミリー向けという位置づけで登場したもので、当時は珍しい(Macでは今でもですが)、初期状態からテレビが見られる機種でした。
現行では「Lion(OS X 10.7)」と呼ばれているOSも当時は「漢字トーク」という名前で、確か7.5が入っていました。
あれっていつのことだったっけ?と調べてみたら、どうやら販売していたのは1996~7年のことらしい。だから今から14~5年も前の話になります。
購入したのは19万8,000円くらいのお値段で、そりゃもうわたしにとっては清水の大舞台から飛び降りるくらいの買い物でした。
今だとその半額でそこそこのMacが買えちゃいますので、本当安くなりましたよねぇ、Mac。
内蔵のハードディスクの容量は、1.2GBだったかな。これでも当時はわりと大容量の方だったんです。
でも当時ですら十分な量というわけではなかったので、不要なものはこまめに削除しつつ、大事に大事に使ってました。
そのあと、俄然Macに興味が湧いたわたしは、友人からColor Classic IIという名機を譲り受けたりしたこともありました。
そのカラクラ2はその後起動しなくなり、修理も不可の状態に。それでも欲しいという人にあげてしまったのをかなりクドクドと後悔していたので、上記のサイトで写真を見たときにはあまりの懐かしさに涙が出てしまいました。
今のスタイリッシュなパソコンとは違いますけど、なんともいえない古臭い可愛らしさがあります。これ使えなくても部屋に置いてあったら、すごくいいだろうなぁ……。(←って、やっぱり今でもクドクドと後悔してるんですね。)
当時のMacOSはWindowsや現行のMacOSと違ってシステムの中身をかなり自由に触れたんです。
だからパソコンのいろんなことを体で覚えたものだけど、その分自分に馴染むから、あまり機械モノという意識なしに親しんでいました。
朝起きたら、まずパソコンのスイッチを入れる。
ジャーンという起動音と、それとともに現れるハッピーマックのアイコンに安心する。そういう生活を送っていた方も、きっと多かったんじゃないのかな。
絵はハッピーマックとサッドマック。
調子が悪いときには、サッドマックが登場するんですね。
(画像はデジタル用語辞典よりお借りしました。)
そんなMacの生みの親とも言えるスティーブ・ジョブズ氏。
56歳という若すぎる死でした。
以前よりとても痩せてしまわれていたので、もしかしたら楽観できる状態ではないのかもしれないと何となくは思っていましたが、やはり訃報はあまりに衝撃的でした。
googleのトップページに記載された「Steve Jobs, 1955 – 2011」の文字。
その閉じられた数字を見ると、心細く、不安で、とても悲しい気持ちになります。
だけれども……。
あなたがいなければ、わたしの生活はたぶんモノトーンにとても近いものだっただろうと想像します。
そしてもちろん今の仕事だって、きっとしてはいなかったのだろうと思います。
いつの間にかMacはわたしの生活の糧になり、色彩を与えてくれる絵の具になり、とても大切な友人になっていました。
そんなMacを作ってくれて……本当にありがとう。
天国に行っても、あなたはきっといろんな発想であちらの方々を楽しませてくれるのでしょうね。
心からご冥福を祈りいたします。
残念ながら、わたしは今はまだiPhoneとiPadを持っていないけれど、新作のiPhone 4Sが「for Steve」という意味ではないかという声を聞いてから、iPhoneがとても欲しくなりました。
個人的にはスマートフォンを持つにはちょっと荷が重い状況なのだけど……、そのうち、きっと購入すると思います。iPhoneもiPadも。
スティーブ・ジョブズ氏亡き後のAppleについて危惧する声もちらちら聞かれますが、これからもApple製品はわたしにとってずっと憧れであり続けるでしょう。
先日新しく買ったばかりのiMacも、自分の手に馴染んで遊べるようになるのはもうちょっと先のことになるのかな……。
そう、彼の魂はここで終わりではなく、ユーザーとともに未来へと続いているんです。
今わたしが使ってるiBook G4とiPod。
iBookはOS10.3.9というひと昔前のOSで動いています。
iPodは初代ので、タバコのケース大くらいの大きさ? なので、かなり大きい。
ちょっとポケットに入れて持ち歩くのは厳しいけれど、これ、わたしは毎日使ってます。
時代の流れがどれだけ早い分野であっても、良いものなら使い捨てする気が起こらない。古くなってもやっぱり良いものであり続けるのです。
コメント
カイさん!このニュースを聞いて
真っ先にカイさんのことを思い出しました。
うちの夫と同じく、こよなくMacを
愛していらっしゃいますものね。
我が家も最初に買ったパソコンがパフォーマで
今から16年前で、私はそのパフォーマで
二度目に入った大学のレポートや卒論を仕上げました。
それからiMacを使い、そのままMacユーザーで
いくはずだったのに、仕事で提出しなくてはいけない書類が
wordで指定されていたので、仕方なくWindowsのノートパソコンを
以来ずっと使っています。
でも、私はMacにインストールされていた
クラリスワークスというエディターが気に入っていたんですよ。
スティーブ・ジョブズ・・・・・本当に偉大な方だったんですね。
56歳だなんて、あまりに若過ぎましたね。
カイさん、元気を出して下さいね。
> RUNさん
ありがとうございます<(_ _)>
書かれた文章を読んで、あまりに共通点がたくさんありすぎて、
なんだか本当に他人とは思えないです。
わたしもPerformaのあとiMacを購入の流れです。
SOHOとして一番初めにお金をいただいた音楽関係の仕事は、
Performaで制作したものがきっかけでした。
その後、iMacやeMacで音楽ファイルを制作していました。
そしてそのままMacでと思っていたのですが、
仕事内容がWeb制作にシフトしたときにWindowsも必要になり、今に至ります。
特にインターネットの分野とexcelです。
クラリスワークス、懐かしいですね!わたしも使ってましたよ!
Office系ソフトは多機能で、できることがとても多いのですが、
クラリスワークスは軽くて、だれでも直感で使える良さがありました。
昨日はちょっとショックが大きくて、
一企業の偉い人が亡くなったというのとは全く違う心境だったのですが、
おっしゃるとおり、一歩進んで元気を出すことにします。
これからもMacやiPodなどを通じてその魂や功績に触れられるんですから。