ブログを移転した後に考えどころになるのが引越元のブログの存在です。
すぐに削除してしまう方ももちろんいらっしゃるんでしょうが、「削除するのはしばらく様子を見てから」とか「記録としてとっておきたい」って方が多いんじゃないでしょうか。
わたしもその後者。
引越元だったライブドアブログは、きちんと移転できていることが確認できてから削除するつもりで、まだ残している状態です。
重複サイトとみなされないために
でも怖いのは、新しいブログが重複サイトとみなされて検索エンジンから弾かれてしまうことなんですよね。
ブログ移転にはアクセス減少がつきものだとも言われているので、それらのリスクを最小限に抑えるべく、Google Search Consoleで手続きを行います。
ところでうちのブログはWordPressに移転するにあたって、その2ヶ月半ほど前に新しいドメインを取得してるんです。
Google Search Consoleでアドレス変更の手続きをしたのはそのタイミング。
ドメイン変更を先に行い、旧URLへのアクセスがなくなったったのを確認した上で、落ち着いた頃を見計らってライブドアからWordPressに引っ越しという手順を取ったわけです。
WordPressへの引越し終了後、旧ライブドアブログはドメイン取得前のURLに戻し、現在は非公開設定(パスワードを入れないと見られない状態)にしています。
記事一つ一つまではまだ確認できていないけど、ブログの移転自体はつつがなく終了したので、あとはゆっくり不具合がないかを確認していけばいい。
……そう思ってたの昨日のことでした。
とあるキーワードでGoogle検索してみたところ……
「うん、載ってる載ってる」、と確認したのも束の間、あれっ???
1つ開けてその下に載ってるサイト、うちの旧ブログじゃないか!
鍵つきブログが検索に出てくる!?
えっ、まだ検索に出てくるの? 鍵かけてるのに?
……っていうか、なんで古いブログ名で掲載されているの?? しかも一時は消えてた(と思ってた)旧ドメインでの掲載が蘇っちゃってる!
「KYLARHYTHM」というのは現ドメインを取得するよりも前に使用していた古いブログ名なんです。
旧ライブドアブログの中身を確認してみましたが、全部ちゃんと現在の名前「ラボブロ」に変更されていて、古いブログ名はどこにも残っていません。
確かに現行のブログと同じ名前で旧ブログが掲載されてしまうと混乱のもとになるのかもしれないけど、だからと言って2ヶ月半以上前に変更した古いブログ名を勝手に復活させるってどういうこと?!
ちょっと気になって、うちのブログの名前「ラボブロ」で検索してみると……
うわぁ、むしろ現行ブログより上に旧ブログが出てくるし!!(白目)
鍵をかけてもGoogle先生はやって来た
それどころか、旧ブログ名よりさらに古いブログ名で検索してもうちの(現行)ブログがヒットするよ! 当時からURLだって3度も変わってるのに! これは一体どういうことだ! Google恐るべし!(うちもドメイン変えすぎだが)
ぶっちゃけますと、先ほど挙げたのとは別の記事なんですが、旧ブログではなかなかの人気記事だったのにWordPressに引っ越してきてから目に見えてアクセスが減ったものがあるんですよ。
内容はむしろ旧ブログのものをブラッシュアップさせてる。他の記事には目立った変動はないのに、この記事だけ一体何がいけなかったんだろうと思ってたら……。もしかしたら、そういう理由も関係してる?!
思い当たるキーワードで検索してみると、なんとその記事でも旧ブログの方が上位に出てきます! WordPressに移行したのは1ヶ月前とはいえ、ドメインを変更してからすでに3ヶ月半経ってるのに……なんてことだ!
ちなみに旧ブログにアクセスしても「移転しました」のお知らせとパスワードの画面が出てくるだけ。
でもね、URLを見るとトップページじゃなくて、ちゃんと当該記事になってるんです。
で、ここで初めて自分が勘違いしていたことに気がつきました。
わたし「ライブドアブログをパスワード付きにする=検索エンジンから弾かれる」と勝手に思ってました。
それに、ブログにアクセスすると表示されるパスワード画面=トップページだとも……。
でもそれ、間違ってた。パスワード画面は各記事のスクリーンになっているだけじゃない?
そりゃそうだ。パスワードを知っている人だけに記事を見せるっていう使い方をする人もいるんだもんね。
しかし最初からパスワード付きのブログにしていた場合にGoogleが記事を拾うのかは不明だけど、少なくとも公開していたブログに途中から鍵をかけても、Googleは記事の内容を拾い続けてるってことですよね、これ。
かろうじてパスワードの画面がアクセスの壁にはなってくれてるとはいえ、表示されない記事もGoogleに読まれて検索に出てきてしまうなんて!
以前わたしはここにこんな記事を書いていたんですが、
特に頭を悩ませることになったのが、「検索ロボットによる情報収集が元になって、ブログにアクセスできてしまうケースがある」という点。
例えばネット上にキャッシュが残ってしまって、そこから内容が漏れてしまうケースがあるんだそうです。
内容は漏れていないとはいえ、これにかなり近いことは実際に起こり得るんですね。うわぁ、ショック……
検索避けのmetaタグだけでは限界がある?
では旧ブログを検索エンジンに拾われないようにするためにはどうすればよかったんでしょうか。
少なくとも旧ブログのトップページや個別ページ等のhead内に、検索避けのmetaタグを入れておくべきだったのだと思います。
ライブドアなどの無料ブログでは.htaccessファイルを使って検索エンジンを排除することができないので、ひとまずはこれしか方法がありません。
検索避けのmetaタグ、これですね。
<meta name="robots" content="noindex,noarchive,nofollow">
検索避けしてても無視する検索エンジンもあるそうですが、何もしないよりはマシです。
そしてサイトが移転したことを検索エンジンに伝えるため、トップページのhead内にこのタグも記載します。
<link rel="canonical" href="http://xxxx.net/" >
※上記urlはダミーです。
canonicalは本来はサイト移転をお知らせするmetaタグではないんですが、ライブドアブログでは他に手段がないため、この方法で代用します。
もしライブドアでデフォルトのURL形式を使用していて、旧ブログと新ブログのURLが完全に対応するのであれば、個別記事ページのhead内に移転先を知らせる次のタグを入れておけば良さそうです。
<link rel="canonical" href="http://xxxx.net/<$ArticleId$>">
当ブログは新旧URLに変更のある記事が多いため、上の2つのタグのみを記載しました。今更感が強いですけどね……。
それにPC版はいいとして、ライブドアブログってスマホ版やケータイ版はHTMLがいじれない。つまり、検索避けのmetaタグが入れられない。……もしかしたらダメなんじゃないか、これ?
旧ブログの扱いはこの先どうなる?
とりあえずですね、PC版だけとはいえ検索よけのタグは入れたし、Search Consoleでアドレスはすでに変更しちゃっているし、新ブログも検索に出てくる以上はスパムブログとみなされているわけではなさそうだし。現状これでしばらく様子を見るしかなさそうです。
Googleに古いデータの削除を依頼することもできるけど、検索避けタグを入れたことで、この先どうなっていくのかを見てみたい気持ちもあります。
あとは有効な手段になるかどうかはわからないけど、ライブドアブログのドメインって簡単に変更できちゃうんですよね。となれば、もしかしたら旧ライブドアブログ側のほうを重複ブログ扱いにできるんじゃないかな?……なんてことも考えたのだけど、あまりの力技に今回はひとまず却下。
とはいえ、これは案外アリな手かなとも思っているところです。
ただそうなると、自動的に転送されるライブドアブログの仕様が逆に邪魔かなとも思えて。うーむ、なかなかうまくいかないものですね~。
もう旧ライブドアブログはとっとと削除しちゃうのが吉なんだろうなぁ。
しかし古いブログの方がいつまでも上に来てる状態って、もう何が何やらですよ。脱力しかない感じです。
おまけ
さて、古いブログが検索に出てくる件に戻りますが、その際に存在を忘れていたさらに古いブログまで引っかかって来て二度びっくりしてしまいました。
移転先を書いた1行のみが残っている、内容は空っぽのブログ。その1行が検索に引っかかったわけです。
で、ふとそのブログには検索よけタグを入れてたことを思い出し、「Googleめ! やっぱり検索よけタグ入れてもダメじゃん!(怒)」と、さらにパニック。
確認しようとカスタマイズページを覗いてみたら、なんと、
content=”index,archive,follow”
って書いてました……。
自らの行いがすごすぎて言葉がないです。ガチの非公開ブログじゃなかったことは救いだけど、それでも冷や汗をかくのには十分でした(疑って申し訳ございませんでしたグーグル先生)。
これから非公開ブログを開設しよう、もしくはブログを非公開にしようとしている方々、わたしのような馬鹿なことはくれぐれもなさらぬよう……。
コメント
すごくお役立ち情報でした。
私は今までの記事移転は面倒なのでしませんが、こちらの記事、勉強になりました。
ありがとうございました。
若干恥ずかしい内容の記事ですが、
お役に立てたのなら幸いです。
コメントありがとうございました!