宇宙人との会見【前編】

その星の社会構造や考え方などについてをまとめてみます。

その星の住民の考え方の中で、何よりも重要視されているのは「真実の探求」です。
ということから、科学者の地位が最も高く、尊敬されています。
何か決め事をする場合には、まず科学者の意見を聞いてから、ということがほとんどのようです。

さらに、ジャーナリストたちの権力もかなり大きいです。
逆に、政治家に当たる職種(恐らく、国家間の調整役のようなものだと思われます)は汚い仕事で、下等なものだと見なされています。

地球の様子を見に来ている宇宙船(UFO)はあまり規模の大きいものではなく、乗務員は10人程度。
そのうち、科学者とジャーナリストが半分を占めています。
(もしかしたら母船が別のところにいたのかもしれませんが。)
ちょっと理解できないですが、たとえ技術者の人数を削ってでも、事実を分析する科学者と事実を伝えるジャーナリストの人数を確保する、という考え方のようです。

よくSFドラマなんかに宇宙船に乗り込んできたジャーナリストが船内を引っ掻き回す、といった話がありますが、全く逆。
科学者とジャーナリストありきなので、ジャーナリストが10人という宇宙船はあっても、いわゆる宇宙飛行士10人のような船はないようです。
船の操縦にあまり技術が要らないのかもしれないですが……。

さて、そもそも地球に人類を誕生させるというのは、ひとつの実験であり、娯楽でもあったそうです。
わたしたちからすれば、それは神の領域なんじゃないかと思ってしまいますが、彼らにそういう考え方は全くありません。
基本的に、事実が全て。
フィクションより、ノンフィクションが好まれます。

その星の住人は、もう随分長いこと地球の歴史を見守ってきたことになりますが、星の歴史というのは必ずしも予測したように進むわけではないので、非常に面白いものなのだそうです。
その星では地球だけではなく、いくつかの星で同じような実験を行ったそうですが、その中でもっともバイタリティに溢れた人類が誕生したのが地球。
こういうものが発見された、こんなものを発明した、なんていうニュースは彼らには最も喜ばれるもので、その星の住人と姿かたちも似ていたため、その星に届けられる「地球レポート」はものすごく人気の高いコンテンツだったそうです。

「あなたたちも、サルが数字を解した、道具を使ったと言って喜ぶでしょう? それと同じですよ。
わたしたちはあなたたちを可愛らしいと思っているんです」

……と言われました。
馬鹿にしたニュアンスは全くなかったですが、正直、あまり嬉しくなかったです。

でも、ここ最近、彼らの星では地球に対する考え方が少しずつ変化してきているのだそうです。
危なげな兵器を開発し、安全性の確立されていない技術を振り回し、戦争を引き起こし……。
その星では「地球人はやりすぎなんじゃないか」という声が大きくなっているようで、中には「このままでは地球人は近々暴走しかねない」との予測も多いそうです。

そもそも、その星と地球との間はかなり距離が離れているので、直接その星に被害が及ぶようなことはありません。
なので、娯楽のひとつとしか見ていない人たちには、
「自ら滅びても自業自得、何よりも、面白いコンテンツをなくしてしまうのはもったいない。このまま様子を見ては」

という声が多く聞かれます。

また、地球人に対して若干のシンパシーを感じている層や人類を誕生させた自分たちにもいくらかの責任はあるという層には、
「なんらかの警告を発するべきなんじゃないか」
といった意見もあります。

でも、ここのところ急増しているのが、
「今のうちに全滅させてしまうべきだ」
と主張する強硬派。
わたしが話した宇宙人は、やがてそういう意見を抑えられなくなるときが来るのでは、とそれが既定路線であるかのように語っていました。

ちなみに、全滅させるというのはあくまでも「リセット」という意味で、例えば、
「自分たちに屈服させよう」
「自分たちの都合の良いように利用してやろう」
という発想はない様子。

恐らくですが、あまりにも母星から離れていること、地球人が技術的にあまりに遅れている種族ということもあって、たとえ屈服させたところでたいしたメリットがないからなんでしょう。

この話を聞いた宇宙人からも、「地球人はこうするべきだ」というような話は一切出ませんでした。
今のところ、彼らはただ見守っているだけ。でも、近い将来どうなるかはわかりません。

後編では宇宙人の様子や宇宙船の様子をまとめてみたいと思います。
……って夢の話ですよー、これ。あしからず。

続きはこちらです。

宇宙人との会見【後編】
さて、夢の中の宇宙人の話。前編はこちらです。 わたしは宇宙人に会った夢というのをシリーズで3回見ているんですが、3度そこに行ったのか、それとも1度のことを3回に分けて夢に見たのかはよくわかりません。 残りはこんな話を聞いた、...

♪ ラ・バヤデール – レオン・ミンクス

コメント

  1. デビルマイティーチュー より:

    後編楽しみっ♪

    まず…
    要望に答えて下さってありがとうございます♪

    『夢』ですよね(笑)

    でも、強ち間違ってはいないと思います。

    我々地球人は、自分達で自分達の歴史を終える力(核兵器)はありますが、それ以上の技術の進歩(平和)についてはなかなか進展してないのが実情…

    『夢』の宇宙人の存在…
    もしかしたら、その宇宙人こそが、そう遠くない未来の私達なのかもしれませんね…

    『夢』ですよねっ♪(笑)

  2. 管理人 より:

    >デビルマイティーチューさん

    お読みいただいてありがとうございます!
    そう…あくまでも夢なんです。
    なぜこんな夢を見ちゃったのかわかりませんが。

    でも、そうなんですね、核兵器などを作る技術までは容易に取得できても、それを一歩進めることがどんなに難しいか。

    後編は自分の見たものをまとめたものなので、あんまり面白いことはないと思いますが、引き続きアップしてみたいと思います。<(_ _)>

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